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密着取材!朝日連峰登山道の刈り払い作業

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年7月17日

 平成24年7月14日から16日にかけての3日間、朝日山岳会(花山忠夫会長)による朝日連峰登山道の刈り払い作業に同行し、その様子を取材してきました。

 

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 毎年、全国各地から多くの登山愛好家を迎え入れている朝日連峰。その最高峰である大朝日岳山頂は朝日町にあり、朝日町という名称の由来にもなっています。近年は郷土理解を目的に、町内小学校親子行事で朝日登山を実施することも多くなり、毎年多くの6年生親子が夏休みに大朝日岳を踏破しています。

 こうした登山を陰で支えているのが、各市町村の山岳会員など山岳愛好家の皆さん。毎年、夏山シーズンを前に、登山道の整備や草藪の刈り払い作業を実施し、来訪者が気持ちよく登山できる環境を整えています。

 朝日町でも登山道の維持管理は長年、地元の朝日山岳会が町から委託を受けて実施してきましたが、近年は会員の高齢化と人手不足が進行しているほか、関連予算(環境省からの補助金)の削減もあり、登山道の維持が苦しくなっています。山岳会関係者の間でも、「もしこの状況がずっと続けば、将来的には登山道の閉鎖もあり得るかもしれない」と今後を心配する声も聞かれています。

 町広報では今回、こうした現状を広く町民の方々に知っていただくことで、少しでも状況の改善につなげようと、登山道維持に関する特集を企画。町広報担当が実際の作業に同行し、8月号の紙面上でその様子を伝えることとしました。

 

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 今回の刈り払い作業には、会員及び町職員など総勢約25人が参加し、A・B2班体制で作業。草を刈りながら山を登る人、荷物や食料を運ぶ人、食事を作る人など、それぞれの参加者が自分の持ち場持ち場で役割を果たし、3日間で無事、町内にある3つのルート(「鳥原山」ルート、「中ツル」ルート、「御影・上倉」ルート)、総延長約27.9キロ分の整備を終えました。

 

 町広報が同行させていただいたのは、花山会長が隊長を務めるA班で、その行程は、数ある登山道の中でも一際険しいとされる「中ツル」ルートで大朝日岳山頂(1871m)に至り、「御影・上倉」ルートで下山するコース。1日目は大朝日小屋で、2日目は野営で一晩を明かしました。

 

■参考までに、コースとおおよその出発・到着時刻は次の通り。

14日…朝日鉱泉発(午前6時)→中ツル尾根→大朝日岳(1871m)→大朝日小屋着(午後4時30分)、宿泊

15日…大朝日小屋(午前6時)→大朝日岳(1871m)→平岩山(1609m)→大沢峰水場着(午後3時)、宿泊(野営)

16日…大沢峰水場(午前6時20分)→御影森山(1534m)→上倉山(1144m)→朝日鉱泉(午後3時)

 

≪関連リンク≫

・朝日連峰バーチャルマップ(町観光協会HPより)

 

 

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14日朝の様子

午前4時30分に役場に集合し、朝日鉱泉まで車で移動

その後、燃料や食料、刈り払いする人の荷物をそれ以外の人で分配し、

午前6時に山に入りました

 

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中ツルルートの様子

「出合(であい)」と呼ばれる地点までは沢沿いの道で

勾配も比較的なだらかです

 

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せまい道の登山をサポートするために、こうしたチェーンや・・・

 

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土嚢(どのう)もありましたが、これらもすべて、

朝日山岳会の方々が整備したものです

朝日山岳会では、今回の刈り払い作業以外にも

年に数回、こうした登山道整備を実施しています

 

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午前8時頃、「出合」に到着

ここから一気に勾配がきつくなります

 

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急斜面を上りながら刈り払い作業を行う山岳会の方々

その馬力には、ただただ驚くばかりでした

 

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途中、燃料を補給したり・・・

 

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草刈機の歯の・・・

 

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メンテナンスを行います

(できるだけ持参する歯の枚数を少なくし、荷物を軽くするためです)

 

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一方、こちらは荷上げ担当の皆さん

食料や水、着替えのほか、草刈機の燃料や寝袋などもあり、

一人あたり約15~20キロ分の荷物を背負います

こちらの皆さんも、素人の私からすれば、信じられない体力でした

 

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大朝日岳山頂に到着したのは午後4時頃

出発からすでに10時間が経過していました

(通常は5~6時間程度で登頂できます)

 

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その後15分ほどで宿泊場所の大朝日小屋に到着

 

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この日の宿泊者は50人ほど

管理人の方の話によれば、三連休にしてはちょっと物足りないとのことでした

「震災があった昨年以降、登山者が少なくなっているように感じる」と話していました

 

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こちらが大朝日小屋管理人の阿部吉太郎さん(大江町)

当町大暮山出身とのことで、一行と話が弾みました

 

 

 

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ちなみに、山小屋到着後まもなく、「ブロッケン現象」が発生

多くの方々の目を楽しませました

 

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夜が明けて、2日目は朝から暴風雨   ベテランの山岳会員も

「こんな状況経験したことがない」と話すほどで、風速はおそらく30m以上

(約20キロの荷物を背負った黄色の雨具の方が、風で一瞬宙に浮きました)

横殴りの雨で「雨が痛い」という言葉の意味を実感しました

その様子を動画でご覧ください

・大朝日岳山頂

・大朝日岳~平岩山間

 

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風雨で全身がびしょぬれになり、凍えるような寒さ

昼食でお湯を沸かすやかんに手を近づけて暖を取りました

 

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ちなみに、食事のメニューは山岳会の女性メンバーがレシピを担当

炊事担当の方が材料と、このメモ紙を預かり調理

3日間、一行の胃袋を満たしてくれました

 

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大沢峰に到着したのは午後3時頃

 

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その後ブルーシートなどを持参した、別の荷上げ担当の方2人が合流し・・・

 

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食事

 

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大自然の真ん中で一夜を明かしました

(雨は幸い、夕方にやみました)

 

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3日目の朝の様子 ようやく、待ちに待った晴天です

宿泊場所の大沢峰付近から眺めると

ちょうど朝日町の方角から朝日が昇ってきました

右側の山は「御影森山(1534m)」です

 

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天気が良く、刈り払い作業も順調に進みました

 

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刈り払い後の道には、比較的大きな枝が残ることもありますが

一人が必ず刈り払い者の後ろに続き、枝をこうして取り除いていました

地味ですが、これもとても重要な作業です

 

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ヒメサユリも晴天に映えてキレイでした

 

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上倉山付近から見た大朝日岳(左)と小朝日岳(右)

もう少し早くこの天気が欲しかった・・・

 

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ブナの緑と青空がとても目を引きました

 

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作業を終え、朝日鉱泉に帰着したのは午後3時頃

山岳会の皆さんの体力もさることながら、

チームワークの良さを感じた3日間の取材でした

 

詳しい内容については広報あさひまち8月号で紹介いたします。

乞うご期待!!!

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