新型コロナウィルス感染症に関する人権配慮について決議しました

令和2年12月定例会、発議第8号にて、標記決議が賛成全員で可決されました。

新型コロナウイルス感染者や医療従事者等への差別や誹謗中傷を許さず、町民のみんなで共に支えあい、この困難を乗り越えていきましょう。

新型コロナウイルス感染症は、全国的に急速な感染拡大が進んでおり、県内においても連日感染者数が急増している状況にあります。

新型コロナウイルス感染症は、誰もが感染しうる感染症であり、気づかないうちに他の人に感染させてしまう可能性があることを町民一人ひとりが自覚し行動することが求められます。

幸い、当町においては、現在、感染者の発症はみられない状況にありますが、感染者拡大に伴い、感染された方や医療従事者及びその家族が、インターネット上での心ない書き込みなどにより誹謗中傷を受けたり、或いは、接触を避けられたり出勤や登校、登園を止められるなど憂慮すべき事例が数多く発生しているケースが相次いでいるといいます。

このことは、不当な差別や偏見と言うべきものであり、人権擁護の観点からも決して許されません。今こそ、町民一人ひとりがお互いの立場に立ち、思いやりの心をもって人権を尊重し、差別と偏見のない行動をとることが大切です。感染者やその家族などが、差別、誹謗中傷による人権被害を受けることがないよう朝日町議会は以下の事項に自ら率先して取り組むことを決意し、行政にも格段の配慮を求めることを決議します。

記

1．新型コロナウイルス感染症の予防に関する正しい知識を深め、患者や医療従事者、その家族などの人権が守られるよう尽力すること。

2．全町民に、新型コロナウイルス感染症患者やその家族などに対する差別や誹謗中傷を許さない姿勢を示すこと。

3．新型コロナウイルス感染症患者やその家族などが差別や誹謗中傷を受けた場合、町を含む関係機関に対し相談可能な窓口等の体制整備をはかること。

以上、決議します。

令和2年12月18日 山形県朝日町議会