大隅遺跡(町指定・史跡・記念物)

大隅遺跡

大隅遺跡

この遺跡は、約1万7000〜2万年前の旧石器時代後期の遺跡である。昭和11年、明鏡橋再架橋工事の時、石器が発見され、当時の地主の大竹国治により保管されていた。昭和24年3月、田原真稔主宰の雑誌『繩文』に「大隅の粗石器はローム層からの出土と推定され、土器は伴わなかった。ヨーロッパの旧石器に似ている」と報告された。これは旧石器としては、日本最初の報告で、画期的な発表であり、歴史的に貴重な遺跡である。

石器の種類は、大形石(せき)刃(じん)、ナイフ、削り器(スクレーパー)、彫刻器、石核(せっかく)・剥片(フレイク)など、すべて硬質頁岩(こうしつけつがん)である。大隅の旧石器58点は、山形大学附属博物館に所蔵されている。

昭和54年2月発掘調査が行われ、43年前とほぼ同じ地点から、旧石器3点(石刃、剥片、石核)を発見し、菅井進により『考古学ジャーナル』に再報告された。

区分:町指定・史跡・記念物
所有者:個人
所在地:朝日町大字和合
指定年月日:昭和56年4月20日

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更新日:2019年03月29日