2011年6月_「空気」この素晴らしきもの そしてかけがえのないもの
300メートル余りの木板の坂道を登り上げ、ブナ林に囲まれた空気神社の神前に立ち、ゆっくり緑の空気を吸い込む。正に「緑の空気」。疲れた身体を蘇らせる、魔法の瞬間。下界とはまるで違ったエアースポット。空気神社の御利益に触れ、身体のリフレッシュを感じつつ、生きている喜びを実感できる緑の空間。それが空気神社なのかも知れません。
「人間、食事は1カ月、水は3日間は我慢できる。しかし空気は3分間滞ってしまうと人間は生きてはいけない。それぐらい空気っていうものは大事なものだ。と言うことを、新入社員の時、先輩に教えられてねえ」大手空調メーカーダイキン工業の営業本部長である坪内俊貴執行役員から、6月4日空気まつりの当日、朝日自然観にて聞いた話であります。
3月11日発生した東日本大震災。それによって引き起こされた福島第一原子力発電所の事故。放射能汚染の問題が、現実に私たちの上に降り注いでいます。目に見えない「空気」と、目に見えない「放射能」。一方は私たち人間にとって、一時たりともなくてはならない、かけがえのない大切なもの。そしてもう一方は……。
生きることの意味、そして生き続けることの意義。私たちは未来に於いても大いなる責任を負った時代の人間であることを、今こそ真に自覚しなければなりません。
平成20年3月に策定した、第5次朝日町総合発展計画の冒頭に掲げた「将来の姿」
『空気澄み 人つながり 志高く未来を拓く 朝日町』
このフレーズが、今まさに輝きに満ちた言葉として、力強く私たちに語りかけて来るのです。
広報あさひまち 2011年6月号より
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更新日:2019年03月29日