2011年7月_「ありがとう療法」 「感謝する」ということ

「言葉」は不思議なものです。いつも考えさせられます。

一つの言葉で傷ついて、一つの言葉で涙ぐむ、一つの言葉に励まされ、

一つの言葉で仲直り、一つの言葉で信じあい、一つの言葉で生かされる。

先日ラジオを聞いていたら、ある方がこんな話をしていました。それは「ありがとう療法」という話で、これはお金もかからずとても簡単なものだというのです。「一日のうちで自分になにかしてくれた人全部に感謝するように」という療法で、その気になれば一日のうちで「ありがとう」を言う機会はいくらでもあるというのです。

「ありがとう」という言葉は、言われた人だけではなく、言った人にも良い効果をもたらすそうです。そして「感謝するということは、感謝される人を喜ばせるものだが、感謝する人自身にとっても非常に得るところがあるものだ」と締めくくっておられました。

良かれと思って言った言葉が相手を傷つけてしまったり、何気ない一言に思わぬ感謝をされたり、世の中は額面通りにはいかないことが多々あります。言葉の奥には、必ず発する人の息遣いとともに、気持ちが宿って相手に届いているものです。それを人は敏感に感じ取ってしまうのではないでしょうか。

厳しい諫言の裏には、その人の「誠」があるのだろうと、前向きに受け止める「感謝の気持ち」が必要なのだと考えさせられる時が度々あります。これも「ありがとう療法」に相通じるものがあるのではないかと思うのです。

広報あさひまち 2011年7月号より

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更新日:2019年03月29日