2011年8月_「人間の意識」
見つめ直そう、本当の素晴らしさ、本当の良さを
先日ある人から、こんなことを言われました。
「この間、久しぶりに役場に行ったが、だいぶ役場の駐車場も傷んでいた。ひび割れや大きな穴もあいていた。役場も大変だな」
その話を聞いた時、私は何の事を言っているのかよく分かりませんでした。多少ひびが入っている所もないではないが、正面玄関の駐車場も体育館の隣の駐車場もそんなに大きな穴などないはずだが、と暫し考えあぐねておりました。さらによく話を聞いてみると、そこは私が毎日朝夕歩いて通る、国道から体育館の方に入る通路の入り口の所でありました。なるほど、確かにそのアスファルト舗装にはひび割れた大きな穴があいていました。
人間は不思議なもので、当初それが不都合だと認識していたことであっても、毎日毎日目にしていると、次第に感覚が麻痺してきてしまうものです。終いには何も感じなくなり、それが当たり前だと思ってしまう、非常に厄介な一面をもっているものだと、改めて自分自身のことながら、痛感したところでありました。
さて、私たちは長年住み慣れたこの町の良さを、誰もが潜在意識の中で認識しているのではないでしょうか。また一方、美しい景色や人々の親切心や優しさが、ごく当たり前のものとして日々の生活に埋没して、感じなくなっていることも多々あるのではないかと思われます。
旧暦の盆を迎え、帰省される親戚、友人、知人の方々と、改めて故郷の良さについて語り合ってみてはいかがでしょうか。日常の生活や風景の中にある本当の素晴らしさ、本当の良さについて、新しい発見があるかもしれません。
広報あさひまち 2011年8月号より
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更新日:2019年03月29日