2012年1月_「感謝」と「感動」そして「躍動」の町づくり

新年あけましておめでとうございます。皆さんには輝かしい新年を迎えられましたこと、心からお喜び申し上げます。

新しい年を迎えられた喜び。それにも増して、迎えられた事に対する感謝の気持ち。そんな思いが込み上げてくる年の初めであります。

命の尊さ。生きていることへの感謝。様々な思いが交錯し続けた「絆の年」が幕を閉じ、純白無垢な「辰の年」が一斉に世界中を駆け巡り、新しい扉を開けました。

自然の脅威を目の当たりに見せ付けられ、その前にただ呆然と立ち尽くせざるを得なかった私たち人間は、あるいは巨大な自然の前に無力な者かもしれません。

しかし人間は、それでもひた向きに、前向きに進んで行こうとする意志と力を持っています。そしていつまでも立ち止っている者ではないということを実感させられたのも事実であります。

多くの人々のボランティア。人の優しさ、温かさ。人は一人では生きていけない。私たち人間は多くの人々の支えがあって初めて生きていける存在なのです。

確かに一人の人間の力は小さなものかもしれません。しかしその一人ひとりの小さな力は私たちに勇気を与え、感謝の気持ちを抱かせ、そして感動を与えてくれるのです。

震災直後の卒業式。体育館一杯に響く子どもたちの元気な歌声。その歌声を聞いた瞬間、私は深い感動に包まれ、忘れかけていた希望の光と、明日への勇気をいただいた思いがしました。いろいろな場面で出会う、こうした子どもたちの一生懸命な熱い思いに触れる度、私は大きな感動と感謝の気持ちで一杯になります。

この子どもたちからいただいた、「希望の光」と「明日への勇気」を胸に、感謝の気持ちと感動があふれ、誰もが活き活きと光り輝く躍動の町づくりに全力で取り組んでまいります。

今年も皆さんにとりまして、明るく、楽しく、健康で、幸せ多い一年でありますよう、心からご祈念申し上げ、年頭のあいさつといたします。

広報あさひまち 2012年1月号より

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更新日:2019年03月29日