2010年8月_「再会」は大きな喜び

ふるさとを思う気持ち それは精いっぱいの生き方

祭りの前になると、なぜかそわそわ気が急くような心持ちになります。ましてや幼い頃から聞き慣れ親しんだお囃子の音など聞こえて来るものなら、なおさら気が急きじっとしていることができなくなる。こんなことは誰しもが経験していることではないでしょうか。

夏休みに入り、8月の声も聞かれ、朝早くからミンミンゼミの鳴く声を肌で感じる頃になると、そろそろ旧の盆も近づき、これもまた気の急く思いになって来ます。お墓の草取り、仏間の掃除、盆を迎える準備。そしてまた、各家々によっては兄弟親戚が帰って来る、そんな大忙しの季節となります。

昔からそのように盆を迎えてきた地元の人たちは、暑い暑いと流れる汗を拭きながら、忙しく家じゅうを走り回り、買い物に行ったり、料理の支度をしたり、それはもう大忙しです。しかし、その表情には久しぶりの再会を首を長くして待っている、何とも言えない喜びが、目元、口元に現れてくるのです。

この盆に、久しぶりに再会する兄弟親戚子どもたちを迎え、賑やかに過ごしているご家庭も多々あるのではないでしょうか。また何十年かぶりの再会を楽しみに来られた同級生の皆さんもおられたのではないでしょうか。

帰郷する人、迎える人、それぞれ立場は違っても、ふるさとを思う気持ちは変わらない。各々の地で、各々の立場で精いっぱい生きていること、このことが、久しぶりの再会をさらに大きな喜びに変えて行くのではないでしょうか。

広報あさひまち 2010年8月号より

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更新日:2019年03月29日