2010年10月_秋の一日

とても心なごむ、温かな心もちにしてくれたグラウンドゴルフ大会でありました。それは29回を数える杉山区民グラウンドゴルフ・輪投げ大会。10月11日、旧杉山分校跡グラウンドの杉山公園で行われました。

前夜はあいにくの雨。心配された天気も地区の方々の願いが届いたせいか、秋晴れの青空の下での大会となりました。29戸の世帯数を大きく上回る参加者が一堂に勢ぞろいした公園は、それだけで賑わいあふれる満場の光景に見えました。

開会行事の間、決して広いとは言えないこの公園に、どうコースを設定しどのようにゲームを行うのだろうとしばし思案をしておりましたが、スタートと同時にそんな心配などどこかに吹っ飛んでしまいました。コースは公園を縦横無尽にあっちに行ったりこっちに行ったり対角線上に張り巡らされ、おじいちゃんもおばあちゃんも若い人もお父さんもお母さんも、あっちに行ったりこっちに来たり、赤青黄色オレンジ緑と様々な色のボールが地面の至る所に入り乱れ、時にはぶつかったり跳ねたりしながらも、絶えず笑い声があちらこちらに響き渡り、とてもおおらかで和気あいあいな、心なごむ温かなグラウンドゴルフ大会でありました。

「ああ、いいなあ」。穏やかな秋の一日仕事を忘れ、地区の人たちみんなが集まり、ボールを打ったり笑ったり、そしてみんなで助け合って生きて行く。「これが私たちの町の姿なんだなぁ」と、改めて感慨深く思ったところでありました。

広報あさひまち 2010年10月号より