2008年5月_今始まる稔りの秋への挑戦

『地域の方々による前向きな取組みが各地で動き出しています』


五月三日はとても天気が良く朝から汗ばむような天気でした。この日は宮宿地区にある豊龍神社の例大祭でした。祭りのシンボル「大獅子」が約三時間をかけて宮宿地内を練り歩いたほか、法被(はっぴ)姿のかわいい子どもたちによる「宮みこし・樽みこし」も約二時間をかけて地区内を回りました。
神社参道の入り口交差点脇では、今年新たに「豊龍神社の豊玉姫祭り」が中央通り商店街の皆さん、そして地域の方々の協力により、「春の御田植え神事」として執り行われました。「豊龍神社門前町の再興!かつての賑わいを宮宿に!」をめざし、祝詞奏上(のりとそうじょう)から、宮宿小五年生女子三人による早乙女の御田植え神事、さらには玉ぐし奉奠(ほうてん)、そして「豊玉姫豆」と「豊龍落雁(らくがん)」を復活して御護符として沿道に集まった約六〇人の人たちに振舞われました。

この祭りは、今回の「御田植え神事」の後、実際に神社の近くに神田をお借りして稲作を行い、季節ごとに、夏には「風祭り神事」、秋には「収穫感謝祭神事」と年間を通し行われるとのことです。
豊玉姫は古くから東五百川村(宮宿)に伝わる農耕神として崇(あが)め称えられ、豊龍神社に祀られ、その門前町宮宿は豊龍の里として栄えてきました。今回その往時の賑わいを取り戻し、心豊かな活気ある町をめざして、豊玉姫祭りを行ったということです。

地域の方々の手により、地域の伝統に新しい考えも取り入れ、新たな活気を呼び入れようとする、こうした前向きな取り組み。これこそ今、地域づくり、まちづくりに求められている、最も大切な考え方、取り組み、そして姿勢であると思います。
そうした取り組みが、町内各地域において、今動き出しています。


広報あさひまち 2008年5月号より

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更新日:2019年03月29日