2007年5月_若者の力

そこに、その場に居るだけで、熱きエネルギーが感じられてくる。「若さ」とは、存在そのものが活力であり、希望である。若き血潮は、脈々たる流動と共に、周りの空気をもむせる熱風に換えていく。

「アットホーム」と名入りのハッピを着た若者たちが15名ほど、五月三日の宮宿・豊龍祭りに参加して、祭りの盛り上げに一役買っていただいた。大神楽、囃子隊の後につき、オリジナルの振り付けで三時間をかけ町中を踊りまわった。今年で2年目。自ら考え行動する、こうした若者の取り組みが、活力ある町に変える大きな力となっていくに違いないと感じられたのは、私だけではなかったのではないだろうか。

人間の細胞は60兆。その細胞は絶えず入れ替わっている。肌の細胞は28日で入れ替わり、最も期間を要する骨の細胞で90日。60兆の人間の細胞は、90日ですべて入れ替わってしまう。
社会にしても同じ。小学生はいつまでも小学生ではなく、中学生はいつまでも中学生ではない。6年経てばすべての小学生は入れ替わり、3年経てばすべての中学生は入れ替わる。

そのように、時の流れと共に確実に社会は変化し、世界は進化している。いつまでも同じ人間がその社会を構成しているのではない。絶えず新陳代謝を繰り返し、とどまることなく変化している。
その意味で若者の責務は極めて重い。自ら考えようが考えまいが、時代を築いていくのは若者なのである。その若さと情熱は、ただあるのではない。社会を、そして世界を築くためにあるのだ。
若者の「やる気」と「情熱」が、世界をつくり変えていく。それが「若者の力」ではないだろうか。


広報あさひまち 2007年5月号より

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更新日:2019年03月29日