2007年6月_今求められる人間とは

「俺が大事にするのは、生まれつきの才能ではない。いろいろな場面に遭遇した時に、どうすればいいかと考え、自分なりの方法を編み出す人間を人間を一番尊重する」織田信長の言葉です。

社会に求められる人間は、その時代時代によって異なります。人力でピラミッドを建造した古代エジプト時代においては、力のある強い人間が、機械が動力の中心になった産業革命以降の時代においては、ホワイトカラーとよばれる事務能力に長けた人間が社会に求められていました。

そして情報化社会の現代、記憶力・計算力においては、人間は到底コンピューターにはかないません。しかし、コンピューターが為し得ない力、それが「創造性」と「コミュニケーション能力」だと脳科学者茂木健一郎氏は言っています。
新しいことを生み出し、発想する能力、これが創造性。他の人と意見を交換し、共に創り上げるコミュニケーション能力。これらは人間だけが持っている能力であります。

新しいことを想像するのは、人間誰でもがやっていることなのだそうです。誰かと話すという「会話」。それもその場で即興的に話すなどということは、コンピューターにはとてもできないことです。このように「創造力」は、コミュニケーション力と非常に強く結びついています。

コミュニケーション力と創造性をいかに育むか。答えが決まっていた問題を正確に早く解くことがほめられた時代は過ぎ去り、決まったことを正確にやることだけでは太刀打ちできない問題を、いかに解決していくか。その大きな鍵が「創造性」と「コミュニケーション能力」であります。
さらにそこには、プラス発想で何事にも取り組むという前向きな姿勢、不可能に思える事柄も、プラス思考で臨めば可能になる、そういった「やる気」と「挑戦」の気持ち、それらが、問題の解決、物事の達成には欠かせない原因であるといえます。


広報あさひまち 2007年6月号より

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更新日:2019年03月29日