2006年9月_スポーツの素晴らしさ

九月に入り、町内各小学校では毎週のように運動会が開催されています。今年はどの日も天候に恵まれ、子どもたちの元気な応援、一生懸命な競技への取り組み、家族総出の応援が辺りの山々にこだましています。

「赤勝て」「白勝て」勝負に勝ち負けはつきもの。「勝ち負けを否定せず、その勝ち負けに真正面から向き合う心を養う」そういう考え方が大事だと思います。
この夏、甲子園を沸かせた高校野球。日大山形高校の最後まで諦めない心。延長13回表、今治西高2点勝ち越し。県民誰もが諦めかけたその裏、3点を返し逆転サヨナラ勝ち。ベスト8という目標達成に、なんとか食らいついて行こうとするガッツ溢れたプレーに、私たち県民は勇気付けられ喜びを爆発させました。

そして、早稲田実業VS駒大苫小牧の球史に残る決勝戦。延長15回1対1引き分け再試合。翌日9回表3点リードされた駒大苫小牧。ツーランホームランで1点差とし、ツーアウト。迎えるバッターはピッチャー田中君。共に二試合を力の限り投げあった早実斎藤君の渾身(こんしん)の投球にバットが空を斬りゲームセット。敗れた田中君の表情には笑みがこぼれていました。この「笑み」は一体何なのか。涙のない敗戦。正々堂々正面からぶつかり合い、死力を尽くした限界の果てには、やはり満足感と友情が芽生えてくるのではないでしょうか。

勝負とは、真剣に、持てる力を最後の最後までぶつけ合い、己を信じそして相手を信じて、正々堂々と戦い抜くものであり、勝負の後は互いに認め合い、友情を深め、互いの人格を高めていくものだと思います。それがスポーツマンシップであり、スポーツの素晴らしさだと思います。


広報あさひまち 2006年9月号より

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更新日:2019年03月29日