2005年8月_「町長と語ろう」とは・・・

人は手をかけ、関わりを持てば持つほど、その事柄に対して愛着も深まり、深い思い入れと、何とかしなければならないという使命感が、芽生えてくるものだと思います。

何年か前、開発センターのホールで、金山町の「谷口学校そば」を運営している庄司博司さんの話を聞く機会がありました。閉校になった校舎の後利用をどうしようかと言う話から、地区の人たち自ら「がっこそば」というそば屋を運営していこうと取り組んでいる話でした。その話の中で特に印象的だったのが、「そこに住む人々の思い入れ」という言葉でした。

地区の人たちは、閉校になった学校に、様々な思い出があり、それが思い入れとなって、校舎に対する深い愛情へと変わっていったのです。それが運動会であったり、その他の事業であったりと、地域の人も子どもたちと一緒に、活動をしてきたというのです。その活動一つひとつがみんなの共通の思い出となり、心の宝となり、私たちの学校をなんとかしなければならないという強い「思い入れ」が、「がっこそば」を立ち上げらせたのだというのです。

「まちづくり」も正に同じだと思います。誰かがやってくれたからとか、行政でやったことだからとか、自分自身とはあまり関わりのないと思われるような事柄に関しては、愛情、愛着も生まれません。自ら関わり、自分たちのまちは自分たちでつくっていこうという気持ちの中にこそ、「まち」に対する深い愛情、愛着、そして「思い入れ」が芽生えてくるものだと思います。

その第一歩が「町長と語ろう」の地区座談会です。


広報あさひまち 2005年8月号

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更新日:2019年03月29日