2015年5月_日本のサービスの真髄

~ 相手を思いやり、全力で取り組む ~

人前で上手に話すコツは「フルパワーでプレゼンすること」である。これは、朝日町ブランド化推進プロデューサーである村尾隆介氏が、自身のフェイスブックで述べられた言葉です。

さらに、「人前で話す」ということは、「人の心を揺さぶる」ということであるとも言っています。では、どうしたら人の心を揺さぶることができるのか。それには、「フルパワーで、話に魂込めてやっていくことだ」と言っています。

そして気になる記載がもう一つ。それは「人はフルパワーでやっている人と、そうじゃない人を無意識に見分けています」。なるほど。

心のこもった言葉と、心ここにあらずの言葉。同じ言葉を発しても、人への伝わり方は全然違います。不思議なことに人は人の心の内面まで察知してしまいます。言葉を発する以前に、体調を整え心を整え、自分の言いたい言葉の内面から準備を尽くす。ある意味、このような常日頃からの心の鍛錬が重要なのかもしれません。

今、世界の経営者、経済学者の間では世界戦略のキーワードとして「ドイツの品質、中国の価格、日本のサービス」が挙げられています。このように世界のスタンダードは日本の技術ではなくサービスなのだということです。これこそが日本が世界に誇れる本当の技術であると言われています。

サービスは感動です。感動は人の笑顔にあり、人の優しさにあり、人の心にあります。その心とは相手を思いやる感謝の心なのです。どんなに豪奢な建屋よりも、立派な調度よりも、人は人の心に感動するのです。それゆえに人は宝なのです。初めに人があり、心があります。形や響きは人の手によって作られ、その手の中にこそ作り手の心があり、その手を放たれた先までも、作り手の思いや心が宿っているものです。

「相手を思いやり、全力で取り組む」これこそ日本のサービスの真髄かと思います。

広報あさひまち 2015年5月号より

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更新日:2019年03月29日