2017年6月_「仕事をする」ということ
人は仕事を通じて成長していくものである
皆さんも聞いたことがあるかも知れません。古代エジプトを舞台にした有名な寓話です。
額に汗して巨石を運んでいる3人に、通りがかった旅人が質問をしました。「あなたは今何をしているのですか」と尋ねたところ、初めの1人は「見ればわかるだろう。私はこの石を運んでいるだけだ」と答え、次の人は「あのピラミッドを造るため、石を運んでいる」と答えたそうです。そして3番目の人に尋ねたところ「私はエジプト文明の歴史を築いているのです」と誇らしげに答えたそうです。
まったく同じ仕事をしていても、こんなにも捉え方に違いが出てくるのはなぜだろうと考えてしまいます。
どんな仕事にも意味があります。その仕事の目的は何なのか。また目的達成の意義は何なのか。それぞれの視点により、捉える意味も大きく変わってきます。
この5月25日、商工会の通常総代会がありました。その席上、勤続満30年の方々など30名に、町長さらには商工会長から永年勤続優良従業員表彰が手渡されました。日々努力を惜しまず真面目で誠実な仕事への取り組みが、昨日よりは今日、今日よりは明日と、着実な技術の向上と熟練者としての成長につながってきたのではないでしょうか。そうした永年の努力の積み重ねが、社業はもちろん、地域産業の発展、さらには社会への貢献に大きくつながっていると実感させていただきました。
「人は仕事を通じて成長していくものです。自らの心を高め、心を豊かにするために、精いっぱい仕事に打ち込む。それによって、よりいっそう自分の人生をすばらしいものにしていくことができるのです」という、京セラ創業者である稲盛和夫氏の言葉が、深く心に沁みてくるのでした。
広報あさひまち 2017年6月号より
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更新日:2019年03月29日