2018年8月_「自己ベストを出す」ということ
未知の世界への挑戦とは
2020年東京オリンピック・パラリンピック開催まで、2年を切りました。
よくオリンピックなどで世界の超一流アスリートが、それがあたかも当然のごとく「世界新記録達成」のアナウンスの元、瞳を輝かせてインタビューに答えている場面を目にすることがあります。その競技の一場面しか見ていない私たちにとって、「これはすごい快挙だ」「素晴らしい」とただ驚嘆するばかりですが、ここに至る道程こそ、「価値ある教え」ではないかと思われます。
今から30数年前、アメリカオリンピック委員会のスポーツ科学部門に勤務していたという方が書かれた本を読んでいたら、非常に興味深い内容が記してありました。日本では目標設定をした時、「達成すること」にのみ力点が置かれる傾向があるが、これに対してアメリカでは、「目標設定により、成果が上がる」ことを、最大の目的としていると書いてありました。これをビジネスに置き換えて、月間売上目標を500万円に設定して500万円売り上げた人よりも、月間目標を1,000万円に設定して800万円売った人の方を評価しなければならないと言い、「目標はそれを実現するためにあるのではなく、最高の成果を上げるために設定されなければならない」と教えておりました。
そして目標は低すぎてもよくないが、高すぎる目標もやる気を失わせてしまい、最大限のやる気を引き出せる目標こそ、最適な目標だと結んでいました。
また、いかに世の中が進歩しようとも、一歩一歩着実に実績を積み重ねることに優る秘策はなく、「自己ベストを出す」という未知の世界への挑戦とは、毎日の積み重ねの集大成であり、これこそが、目標達成の大きなエネルギーとなると教えておりました。
広報あさひまち 2018年8月号より
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更新日:2019年03月29日