町長歳時記 2021年1月_新しい年を拓く

コロナ禍後を見据えて

あけましておめでとうございます。

コロナ禍に翻弄された令和2年が終わり、新たに迎えた令和3年が、この逆境を跳ね返し、新たな時代を切り拓く第一歩を踏み出す年となりますことを心から願っています。

世界中で社会環境・生活環境が激変し、先が見えない不安と閉塞感が、大きく地球上を覆い尽くしている、そんな令和2年でありました。一方、このような時代を経験したということが、地球規模で時代を飛躍させるきっかけになって来るかもしれません。また、人口の一極集中の弊害を思い知らされた社会の中、地方における潜在的可能性を町づくりに活かす真の地方創生のスタートとなる年が、令和3年であると思います。

元駐米大使であった加藤良三氏がこんなことを記しておられました。「船が大時化に遭ったとき、船室に籠って休もうとすると、船酔いが酷くなる。船酔いを抑える最善の方法は、海が見えるところに立って水平線を見つめ続けることだ。」

コロナ禍という大時化の真っただ中にある今こそ、時代の先頭に立って、荒波の向こうにある未来を見据え、難局に立ち向かう勇気が必要です。

今、朝日町には、この町を元気にしたいと主体的に活躍している若い町民のみなさんがいます。自分で考え思いを深め勇気を振り絞って一歩を踏み出す。そこに仲間が集い、語らい、励まし合って協力の輪が広がり、それが大きなうねりとなって、地域を動かし、町を動かしていく。そんな力強い若者のパワーが、いつの時代でも、国をつくり、地方を動かし、町に力を与えていったのです。そんな頑張る若いみなさんを、私は心から応援し続けたいと思っています。

コロナ禍により見えてきた新しい社会環境、自然とともに暮らす、より人間性を重視した生き方。都会にはない朝日町ならではの新しい町づくりを若い力とともに築いてまいります。

今年も皆様にとりまして幸せ多い一年でありますよう、心からお祈り申し上げ、年頭のあいさつといたします。

広報あさひまち 2021年1月号より

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更新日:2020年12月28日