2月4日 できたて凍み餅を色んな味付けで堪能「凍み餅づくり体験ツアー」

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2月4日、朝日町エコミュージアム案内人の会が主催する「凍み餅づくり体験ツアー」が行われ、町内外から約10人が参加しました。

炊いた米を凍らせてから干し、乾いたものを揚げて砂糖醤油にからめて食べる「凍み餅」。山形に伝わる伝統菓子として、近年は都市部でも人気を博しています。町内では現在2事業所で製造を行っていますが、今回は水本地区にある「朝日北の原食品(渡辺薫代表)」を訪問。工房の軒下にずらりと干された凍み餅や製造工程を見学したほか、おいしい調理法の実演、揚げたて凍み餅の試食などがありました。

スライドで作り方を学びながら「昔は残りご飯を集めて冬に仕込み、春の田植えに食べる貴重なおやつだった」「待ちきれなくて下から取って食べた」と、思い出話に花が咲く場面も。町内から参加した女性の1人は、「上手な作り方が知りたくて、この日を楽しみにしていた。じっくり見て質問でき、参加してよかった」と語りました。また、朝日北の原食品の岡崎久美子さんは「これを機に凍み餅づくりが町内でさらに広がれば嬉しい」と笑顔で話していました。  

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水本地内の民家軒下にずらりと干された凍み餅にカメラを向ける参加者の皆さん。旧水本小学校の利活用からはじまった「朝日北の原食品」ですが、現在はここが活動拠点になっています(旧水本小学校の軒下でも凍み餅の乾燥は行われています)       

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冬の屋外に干すことで、お米が凍っては解け、凍っては解けを繰り返し、おいしい凍み餅ができるのです  

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工房の中を見学させていただきます。これは旧水本小学校の給食室から譲り受けたという大釜。一度に10升もの米が炊けるそうです。

朝日北の原食品さんでは、午前中に10升の米を2回炊き、1日で約2800枚の凍み餅を加工しているのだとか     

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こちらは、米1に対して水1・5のレシピで柔らかく炊いたお米を木枠に詰めたもの。これを一晩外に出して凍らせます   

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そしてこれが・・・

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・・・こうなる。1本のビニール紐で16個ずつにまとめられます   

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ベテランのお母さん方が驚くべき速さで作業していました。まさに職人技!    

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次は会場を水本接待公民館に変え、おいしい食べ方を伝授していただきます   

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キツネ色になるまでこんがり揚げて・・・

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しょうゆ、みりん、砂糖で甘辛いタレを作ったら・・・

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揚げたてをそのまま絡めます

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う~~~ん、おいしそう!   

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「あちちっ」と言いながら頬張る揚げたて凍み餅の味は格別です   

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また、ここでは家庭で最初から作る際のポイントなども教えていただきました。熱心にメモを取る参加者も      

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凍み餅フルコースの完成。定番の甘辛だれのほか、塩コショウ、マヨネーズなどでおいしくいただきました        

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最後にスライド資料で凍み餅の作り方をおさらいします。凍み餅にまつわる思い出話や、作り方への質問が飛び交う和やかな会でした  

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山形のおいしい伝統菓子「凍み餅」。地域の文化として、守り伝えていきたい味です

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更新日:2019年03月29日