9月20日 りんご新半わい化朝日ロンバス栽培全国大会
9月20日と21日の両日、「りんご新半わい化朝日ロンバス栽培全国大会」が当町を会場に行われ、全国のりんご生産者および関係者等約120人が参加しました。
雪害に強く、作業の省力化と早期多収が期待できる同栽培法について広く推進するとともに、生産者等の交流を促し、技術の向上、産地の活性化を図る目的。
大会では、2日間に渡って町内6園地と県農業総合研究センターの園芸試験場を視察。また、20日には「新半わい化栽培における早期多収に向けた取り組みについて」と題し、実践者および有識者等7人によるパネルディスカッションを行いました。
低樹高で小さく育て、剪定も比較的容易な「開心形半わい化樹」の技術を取り入れ、更に雪による枝折れ被害等を軽減する「ロンバス方式」を組み合わせた「新半わい化朝日ロンバス栽培」。
ロンバス方式考案者である浅野勇太氏(当町就農者/白鷹町)は、「豪雪地でも作業しやすく、植樹から早い段階で収穫ができる当栽培法は画期的であり、経験が浅くても実践しやすい。他果樹への応用も期待でき、将来性や夢がある」と、今後の更なる研究へ意欲を燃やしていました。
開会式とパネルディスカッションの会場となった創遊館
正面玄関前には協賛の企業のブースが並び、大変にぎわっていました
午後1時、いよいよ開会です
大会ではまず、鈴木浩幸町長が、「本大会の成功と、我が国のりんご産業の益々の発展を祈念します」とあいさつ
さがえ西村山農業協同組合の柴田清志組合長が歓迎の言葉を述べました
開会式の後は園地視察です。こちらは常盤地内にある…
「朝日ロンバス研究会」会長であり、当大会実行委員長の阿部為吉氏の園地です
「ロンバス方式」特徴的骨組みの一部
真ん中に主支柱、そこから45度と30度に曲げたV字型のパイプ2本を交差し、ワイアでつり上げ強度を保つ。
形がひし形(ロンバス)になるのが特徴
【新半わい化朝日ロンバス栽培とは】
樹高を低くし全体を小さく、たくさん育てる「開心形半わい化樹」の技術と、「ロンバス方式」を組み合わせた栽培法。
脚立などを使わなくても作業できるため、管理や手入れの省力化ができる。
また、植樹から早期の収穫が期待できるほか、「ロンバス方式」での補強で、豪雪時の枝折れ被害も防ぐことができる
多くの参加者が園地を見ながら質問したり…
写真やビデオを撮影しながら…
有意義な時間を過ごしていました
有識者等によるパネルディスカッションの様子
県農林水産部農業技術環境課の佐藤隆士課長補佐がコーディネーターを務め…
当町に「開心形半わい化樹」の技術指導を行った戸谷公次氏(元長野県果樹研究会指導部長)
JA秋田ふるさとりんご部研究会増田支部長の千田誠治氏
県農業総合研究センター園芸試験場主任専門研究員の會田孝裕氏
定年帰農者代表の浅岡正昭氏
当町に園地を持つ新規就農者で、「ロンバス方式」を考案した浅野勇太氏
大谷果樹組合の志藤清市郎組合長
以上7人が登壇し意見を交わしました
約1時間30分の時間いっぱい、それぞれの立場から、これまでとこれからの研究について意見が交わされ、来場者も熱心にメモを取っていました
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更新日:2019年03月29日