10月15日 七ヶ浜町の小学生とりんご狩り・芋煮で交流―「海の子・山の子交流会」
平成23年10月15日、宮城県七ヶ浜町と当町の小学生による「海の子・山の子交流会」の「山の集い」が開催され、七ヶ浜町立亦楽(えきらく)小学校の児童と保護者、町関係者など約60人が朝日町を訪れました。
この交流会は、平成14年度から毎年開催されているもので、今年度で10年目。朝日町(山の子)と七ヶ浜町(海の子)それぞれの児童が風土の異なる互いの町を行き来することで、日頃できない体験を行うものです。毎年夏に七ヶ浜町で「海の集い」を、冬に朝日町で「山の集い」を開催してきました。
東日本大震災により、「海の集い」の中止を余儀なくされた今年は、特別に例年よりも一足早い「山の集い」を企画。両町の子どもたちがりんご狩りと芋煮会で交流し、山形を代表する秋の味覚に舌鼓を打ちました。
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午前9時30分、開会セレモニーで秋葉山交遊館に集合した両町の参加者
亦楽小学校から35人(5~6年生)、大谷小学校からは32人(4~6年生)が参加
(いずれも全員ではなく、希望者とのこと)
ある児童の話によれば、亦楽小学校は高台に位置していることから、このたびの震災では被害が少なかったそうです
この日は七ヶ浜町の渡辺善夫町長も初めて当町を訪問
東日本大震災の発生以来当町が行った支援に対し、感謝の言葉を述べました
渡辺町長の話によれば、田んぼに残っているがれきを撤去するだけで60億かかるほか、被災した公共施設の復旧で約100億円かかるそうです
復旧にかかる経費の総額は、同町の税収約20数億円の約30倍 つまり600億円以上かかる見込みとのことでした
セレモニーが終わると、班ごとに分かれて自己紹介を行いました
りんご狩りのほか、芋煮もこの班で作ります
このあと、会場を栗木沢地内に移し、りんごの収穫
品種は旬のシナノスイートで、その表面にはあらかじめ大谷小の児童によって、参加者の名前や…
七ヶ浜町を応援するシールが貼られていました
これを収穫し…
名前シールをはがしてみると 赤いりんごにくっきりと名前が浮かびあがっていました
収穫しながら、りんごをほおばる参加者
みんな「おいしい」「うまい」を連呼し、芯の近くまできれいに食べていました
名前入りのりんごは参加した亦楽小学校のほか、他の2校(松ヶ浜小、汐見小)の分も用意され、この日一緒に収穫されました
約1時間ほどで3本分の収穫が終了
子どもたちは一人3個をお土産に持ち帰りました
続いて、大谷小学校に場所を移し、芋煮会が行われました
料理はすべて子どもたちが行います
60人の子どもたちが5つの班に分かれ、食材を切ることから始めました
体育館わきの駐車場には、薪を使ったかまどが用意され、いよいよ火を使った調理が行われます
班員同士が協力して作業しているうちに…
おいしそうな芋煮が完成
熱さに注意しながら味を確認してみると…
「うまい!よし、完成!」
笑顔が味を物語っていました
その後、体育館に場所を移し…
待ちに待った昼食会
七ヶ浜町の子どもたちに話を伺うと、宮城県でも芋煮会はあるそうですが、豚肉とみそが一般的とのこと。
牛肉としょう油の味付けは、ほとんどの人が初めてだそうです。
「食べたことのない味で、新鮮!」
感想をそう述べていました
芋煮は最後にカレーうどんに調理
こちらは朝日町の人も初めての人が多く、あっという間にすべての鍋が空っぽになっていました
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更新日:2019年03月29日