11月6日 「キャンドルリンク3.11」 被災者に贈るためのキャンドル製作会

 東日本大震災の被災者に贈るためのキャンドル製作会が平成23年11月6日、ハチ蜜の森キャンドル(立木)で行われ、町内外の20人が参加しました。

 蜜ロウソク職人の安藤竜二さん(大谷一)が「キャンドルリンク3.11」の取り組みとして開催したもので、芯となる一本の糸の両端を何度もロウに浸し、2本のキャンドル(「双子キャンドル」)を製作。1本は被災地に贈り、もう1本は製作者が持ち帰り、ともにクリスマスイブに灯しあうことで、被災者に人と人のつながりや温かな気持ちを感じていただこうというものです。

 安藤さんは、「キャンドルリンクは阪神淡路大震災があった1994年、多くの被災者をよそにクリスマスを楽しもうとすることに疑問を感じ、何かできることはないかと始めたものです。ささやかなプレゼントですが、被災者の心にも温かな光を灯すことができれば幸いです」と話していました。

 安藤さんによれば、今回贈るロウソクは、阪神淡路大震災のとき(600本)の2倍以上となる1500本を予定。このキャンドル製作会は、これまでいろいろな場所で開催されているほか、阪神淡路大震災の際にロウソクを手にした方からも多くの協力があり(注釈)、すでに1000対以上出来上がっているそうです。「クリスマスが近づいてきましたね。これから最後の追い込みです」と忙しいの中でも意気込みを見せる安藤さんでした。

(注釈)web上に製作マニュアルを公開していますので、住んでいる地域の近くで製作会がなくてもそれを参考に作ることができます。

被災者に蜜ロウソクを贈ります

「キャンドルリンク3.11実行委員会(安藤竜二代表)」では、東日本大震災の被災者に蜜ロウソクを贈る活動を行っています。

ロウソクを希望する被災者の方、あるいは被災地にいる友人・知人・親戚などにロウソクを贈ってほしい方など、この取り組み興味のある方はこちらをご覧ください。

安藤竜二さんの工房「ハチ蜜の森キャンドル」の写真

右奥に見えるのが、会場となった安藤竜二さんの工房「ハチ蜜の森キャンドル」

周囲の木々が赤や黄色に色づいていて、とてもきれいでした

約25センチメートルの糸の芯の写真

ロウソクの作り方は簡単

約25センチメートルの糸を芯にして…

安藤竜二さんがロウを浸す際のコツなどを教えてくれている様子の写真

その両端を、液体状の蜜ロウに何度も浸しては乾かします

安藤竜二さん(=写真右)がロウを浸す際のコツなどを教えてくれました

ちなみに浸す時間は3秒程度、乾かす時間は30~40秒程度といったところでしょうか

これを何度も繰り返すと…

だんだんロウソクが太ってゆく様子の写真

だんだんロウソクが太り、20分~30分で完成の目安となる直径2センチメートルほどに仕上がります

子供がロウソクを太らせる作業をしている写真

「ボクにもカンタンにできたよ…」

保育園児の参加者が仕上がりに満足している様子の写真

仕上がりに満足げな保育園児の参加者でした

参加者が互いの出来栄えを確認しあっている様子の写真

ほかの参加者も互いの出来栄えを確認しあっていました

完成した「双子ロウソク」はこのあと分離され、うち一本は製作者が自筆のメッセージを添えて丁寧に包装

安藤さんに託しました

紅葉がちょうど見ごろな格子戸の外の景色の写真

格子戸の外はこの景色

紅葉がちょうど見ごろでした

「ハチ蜜の森キャンドル」工房内の様子の写真

「ハチ蜜の森キャンドル」工房内の様子

蜜ロウソクの見本と商品がたくさん並んでいる様子の写真

蜜ロウソクの見本と商品がたくさん並んでいました

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更新日:2019年03月29日