4月7日 福島県からの避難者も… 町内3小学校、朝日中学校で入学式

 平成23年4月7日、町内3小学校と朝日中学校で一斉に今年度の入学式が行われました。

 それぞれの学校の入学者数は、宮宿小が26人、西五百川小学校が14人、大谷小学校が7人、朝日中学校74人。ピカピカの洋服や真新しい制服に身を包んだ新入生は希望に胸を膨らませながら、新しい学び舎の門をくぐりました。

 このうち、町広報が向かったのは宮宿小学校。今年体育館の改修が予定されていて、現在の建物は間もなく解体。この体育館で行われる入学式は今回が最後となります。工藤正年校長は「卒業式までには広くて立派な体育館が完成します。楽しみにしてください」とあいさつで述べました。

 なお、宮宿小学校には今回の地震を受け福島県から避難してきた吉岡漸（ぜん）くんも入学。兄で6年生の聖弥くん、姉で5年生の智菜さんとともに、元気に学校生活を送っています。

担任の先生のあとに続き、教室から式場の体育館に向かう新入生

司会による「新入生が入場します」の声とともに入場し…

上級生のアーチをくぐり…

着席

その後、担任の先生による呼名が行われると…

「ハイっ」と、元気な声で立ち上がる新入生

校長先生や来賓のあいさつではしっかりと耳を傾け…

しっかりと話す人の目を見て聞いていました

その後、「歓迎のことば」として2年生が登壇 季節ごとの学校生活を伝えると…

「楽しそうだね」と、となり同士で笑顔を交わす姿も…

最後は全員で校歌を斉唱しました

このあと、新入生は教室に場所を移し、クラスで懇談

新しい教科書に目を輝かせる子どもたちです

親子で教科書など配布物を確認しました

最後にランドセルを背負って「先生さようなら」のあいさつ

入学式の一日を終えました

宮宿小学校に通うことになった吉岡家の3兄弟

顔が映るくらいのピカピカのランドセルは町内の文房具店の好意で漸くんに贈られたそうです

その他の学用品も宮宿小児童の保護者がいろいろと手配してくれたそうで、母親の美智子さんは「町の方々に対しては感謝の気持ちでいっぱいです」と話していました。

まもなく解体される体育館

来年2月には立派な体育館が完成する予定です