5月12日 宮城県七ヶ浜への災害復旧支援ボランティア
町では、今回の震災で被災した宮城県七ヶ浜町に対して、5月12日から31日までの約20日間、町民ボランティアと町職員を毎日現地に派遣し、復興をサポートしています。
この活動2日目の平成23年5月13日、12人の支援隊一行に町広報も同行し、現地の様子を取材してきました。
七ヶ浜町の被災状況については、次のリンクをご覧ください。
七ヶ浜町と当町の交流については、次のリンクをご覧ください。
午前6時30分に町役場を出発し、山形道~東北道~仙台南部道路~仙台東部道路のルートで現地をめざします
この写真は、七ヶ浜町に向かう途中、多賀城市内で撮影した一枚
電気の復旧がまだのところもあり、警察官が交通整理を行っていました
朝の渋滞ラッシュがあり、七ヶ浜町に到着したのは午前8時40分頃
まずは、現地のボランティアセンターで打ち合わせを行いました
ちなみに、この建物はもともと屋内ゲートボール場だそうです
センタースタッフの話に耳を傾けるボランティア
40人から50人ほどの様子でしたが、これでもこの日はかなり少ない方だとか…
あらかじめ参加予定のあるボランティアは氏名や人数がわかるよう、こうして付箋で表示されていました
また、ボランティアの日々の活動状況もこうして表示されていました
(この写真は更新前のものです)
ボランティアの作業内容は基本的に毎日「立候補制」で決まります
スタッフから仕事の内容と必要人数が紹介されると、このように、挙手して一日の仕事を獲得します
ちなみに、朝日町のボランティアは人数があらかじめ報告されているためか、すでに仕事の内容が決まっていて、この日も12日と同様、側溝の泥上げを担当することとなりました
打ち合わせが終了すると、道具置き場から必要なものを選別し…
トラックに載せます
見たところまだ新車の様子で、復興支援のためメーカーから贈られたもののようでした
さて、ここからは実際の作業の様子を紹介
海からおよそ100メートルほどの場所にある集落で、側溝の泥上げ作業を行いました
このあたりは、地震で地盤が30センチメートルほど沈下し、満潮や大潮ともなれば、海水が側溝から逆流してくるそうです
側溝にたまった汚泥やがれきを除去し、水路の流れを良くすることが目的です
ちなみに、この日参加したボランティアは13人(職員含む)
4人の女性も力仕事をがんばりました
作業で大活躍だったのがこの側溝のふたを持ち上げるこの道具
相当な重量のふたをこうしてはさみ…
てこの原理で、簡単に動かすことができました
休憩中の様子
適度に離れてはいるものの、背後には崩れ落ちかかった壁も…
そして、この家屋の別の側面にまわると…
目の前に船の残骸がありました
こちらは、作業場所の近くにあったがれきの山
もともとは公園で、奥にはブランコも見えますが、実は町の指定避難所…
繰り返しますが、この場所は海から約100メートルの場所
家屋は大きく被害を受けているのに、いまだ垂直に立っている看板
その存在自体が、何やら皮肉のようでした
この地域は、海の反対方向に里山があり、地元の方の話では津波の際には住民が皆、山を駆け昇り、一命を取り留めたそうです
きれいに並ぶ側溝のフタ
13人が効率よく作業を進め、当初の予定の2倍以上の距離をきれいにしました
こうしたボランティア活動では、被災者とのコミュニケーションも大切なこと
少しずつ元の生活に戻るために、前を向いて頑張っている皆さん
会うたびに「ありがとうございます」と声をかけ、「大変でしょうけど、がんばってね!」と逆に我々を励ましました
作業を終え、ボランティアセンターに到着したのが午後4時
「こちらでどうぞ休んでください」と案内された先にあったのは、このような茶菓子と…
やかんに入った飲み物、そのほか、カップ麺やペットボトルの飲み物、そのほか、なんとマッサージコーナーもありました
(言うまでもなく、すべて無料です)
ボランティアセンターの前では、仮設住宅の建設が急ピッチで進められていました
朝日町へ戻る途中、目に入った光景
家ががれきに埋まっているのではなく、家の2階部分だけが津波で流されてきたようでした
七ヶ浜町の皆さんへ
復興までには長い道のりがあると思いますが、朝日町が微力ながらそのお手伝いをさせていただきます
今後ともよろしくお願いいたします
この記事に関するお問い合わせ先
政策推進課 広報ブランド係
〒990-1442
山形県西村山郡朝日町大字宮宿1115
電話番号:0237-67-2112 ファックス番号:0237-67-2117
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更新日:2019年03月29日