8月31日 大谷風神祭 雷雨に負けず、今年も開催!
台風15号の影響が心配された平成25年8月31日、大谷風神祭が今年も無事、開催されました。
およそ250年前の宝暦年間(1751年~1763年)。村山地方一帯では、大暴風が3、4年続けて襲来し、農作物の大被害や住居の損壊、山崩れなどの被害があったそうです。特に、立春から数えて210日目にあたる9月1日頃になると、毎年のように台風被害を受けていたことから、風水害を鎮め、豊作を祈願したことがまつりの由来とされています。今年も県の無形文化財「角田流大谷獅子踊」が披露されたほか、地区民による田楽提灯や屋台行列が夜の大谷地区を練り歩きました。

午後6時頃大谷地区に到着。露店が並びお客さまで賑わっています。

大谷地区の方々は地区の鎮守である「白山神社」に集まっていました。

大行列は午後7時ちょうどにこの白山神社から出発しました。

行列は多くのお客様に見守られ、地区内を練り歩きます。

子どもたちは手作りの田楽提灯を手に誇らしげに

若者たちはこれから行う演(だ)しものの衣装を身にまとい楽しげな様子

子どもたちは山車に乗り込み地区をめぐっていました。

メインイベント演しものが行われる旧田中屋前十字路に行列がやって来ました。
行列は途中数箇所で立ち止まり、地区内の集落がそれぞれ工夫を凝らした出し物を披露します。
先頭を行くのは大谷風まつり実行委員長の白井淑浩大谷連合区長です。

すぐ後ろを高い下駄を軽やかに履きこなす天狗(猿田彦命)

そして暴れ御神楽(大獅子)へと続きます。

取り囲む観客に勢いよく向かってくる御神楽。
撮影していたカメラマンさん達もビックリ!

行列は更に続きます。白装束に身を包んだ白山神社の氏子の方々

小雨が降って来ましたが子どもたちはまだまだ元気。
田楽提灯を掲げて続きます。

そしていよいよお客さまおまちかね「演しもの」
こちらは大谷四の県無形民族文化財指定『角田流大谷獅子踊り』

見事な踊りを披露しました。

次は大谷一が「きゃ○ーぱみゅぱみゅ」の音楽に合わせて踊ります。

氣志團もいればバニーガールも。バラエティに富んでいました。

続いて、大谷二区はおなじみの昔ばなしをテーマにした寸劇を披露
主人公の孫悟空は旧田中屋前を颯爽と飛び回ります!

雨が降り出す中、観客は本格的な西遊記の世界に見入っていました。

そしてここへきて、雨足が激しくなりお客さまたちが避難し始めましたが、通りからは大谷三、子ども神楽がやってきます。

大人に負けない躍動感とスピードで客席に突っ込む子ども神楽。

子どもが主役の大谷三 女の子達は風神太鼓を披露。

太鼓が終わると餅が振る舞われます。
「取りにこーい」と子ども達

子ども達の呼びかけに応じて、屋根の下で見ていた観客も集まって来ました。

そして演じもののトリは大谷五の水戸黄門

「助さん、格さん懲らしめてやりなさい」の名言も飛び出し、雷雨にも負けず見事な水戸黄門ぶりを披露しました。

今回は雷雨の風神祭でしたが、もともとのお祭りの起源を考えれば この秋から始まる風水害を鎮めるという伝統にふさわしい祭りとなったのではないでしょうか。
長い歴史の中、引き継がれていく風神祭の歴史と誇り。
地区の方々はそれを存分に発揮し、観客の方々はそれを存分に受け取り 朝日町の夏が終わりました。
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更新日:2019年03月29日