10月22日 宮宿小2年生、町の花ヒメサユリを植栽
町の花ヒメサユリの普及活動を展開している「ひめさゆり愛好会(阿部康夫会長)」の会員4人が平成25年10月22日宮宿小を訪れ、2年生25人とともに、校庭で種や球根を植えました。
花を咲かせるのは球根が来年で、種の場合はなんと6年後。児童たちは遠い未来の話に戸惑いつつも、「私たちが植えたヒメサユリ。中学生になっても必ず見に来ようね」と互いに約束していました。
会が小学生を対象にこうした活動を行うのは初めて。今回の訪問者の一人で、会の副会長を務める阿部勝男さん(西町)は「町の花に対し、より多くの人に愛着を持ってもらうことが私たちの活動の目的。小学生に対しては今後も対象校を替えながら活動を継続していきたい」と意気込みを見せていました。
ヒメサユリ愛好会誕生秘話
ヒメサユリが町の花に指定されたのは昭和49年のこと。町制施行20周年を記念したものでした。その後、52年にはこの年に開校した朝日中学校の校章にも採用されています。
しかし、ヒメサユリはもともと、朝日連峰など標高の高い地域に自生する花です。日常生活の中で目にすることは少なく、町の花として町民の認知度はさほど高くない状況でした。

朝日連峰に自生するヒメサユリ(平成21年7月撮影)
平地のものよりも色の濃いものが多い
この状況を憂い、平成9年に結成されたのがヒメサユリ愛好会。主な活動はヒメサユリの栽培や一本松公園(能中)内への植栽で、会員は約40人。現在の阿部康夫会長は、初代の安藤俊一氏(杉山)、2代の長岡嘉一郎氏(大谷一)に次いで3代目です。

活動を前に、児童に対して話をするのは…

愛好会の阿部勝男副会長(西町)

一本松公園から拾ってきたというヒメサユリの枯れた花(=写真)を差出したあと

種や球根(=写真)を説明
特に球根はネズミに食べられやすく、たくさん植えたとしても、全部が花を咲かせるわけではないそうです

その後、会の事務局を預かる町総合産業課の職員がヒメサユリについて説明します
その手始めに行ったのが町の木や鳥をあてるクイズ

こんな小ネタも用意して、小学2年生の心をつかみ…

最後はヒメサユリのまじめな話

愛好会の概要も紹介しました

説明が終わると、最初はプランターに球根の植えつけ
ヒメサユリは病気に弱いことから手にビニール袋をかけて作業します

とびきりの笑顔を見せながら植える児童

「来年ちゃんと咲いてくれますように…」

その後、校庭に立つ松の周囲を囲むように種をまきます

「小さいから気を付けて…」児童に種をわける阿部副会長

一人5粒ほどまきました

「中学生になっても、ヒメサユリを必ず見に来てくれるかなー」
町広報がこう問いかけると、全員が一斉に手を挙げてくれました

球根は来年、種は数年後、きっときれいな花を咲かせてくれることでしょう
(平成22年6月、一本松公園にて)
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更新日:2019年03月29日