町長あいさつ

「りんご」と「ワイン」の里からごあいさつ

鈴木浩幸町長の写真

朝日町長 鈴木 浩幸

 全国的に最も優秀な品質のりんご「無袋ふじ」の生産地として名を馳せる朝日町。有袋に比べると糖度が高く食味も優れている無袋ふじは、大田市場(東京都)において高値で取引されており、平成16年からは新たな販路拡大として、台湾やタイへも輸出を行なっています。

 その一方で好評を得ているのが、地元のぶどうを原料にしたローカル色豊かなワインの醸造です。山形セレクションの認定を受けた限定品「2002年カベルネソービニヨン」と「2003年ツバイゲルトレーベ」を始め、昨年8月に山梨県で開催された国産ぶどうのみを原料とする国産ワインコンクールにおいては、「朝日町ワイン・ロゼ」がロゼワインの部で最高点の最優秀賞に輝くなど、朝日町は全国に誇れるワインの生産地でもあります。町のキャッチフレーズが「りんごとワインの里」である理由がお分かりいただけるものと思います。

 空気を御神体とする世界に類のない「空気神社」が存在するのも朝日町です。家族旅行村「朝日自然観」に隣接するブナの原生林内に、5メートル四方の巨大なステンレス製の鏡が設けられており、そこに四季折々の自然を映し出しています。世界環境デーの6月5日と、この日の最寄りの土、日曜日。春風に揺れる新緑のささやきと、時折訪れる静寂の中に響くエドハルゼミの声が心を洗い流してくれるこの日は「空気まつり」が開催され、神社内部が一般公開されます。

 母なる川「最上川」の河岸段丘に位置する高台の椹平には、全国百選に認定されている棚田が存在します。全形が扇状であるこの棚田は、周辺の山々や集落とも良く調和しており、隣接する里山からの眺めは美しく、一度は目にしていただきたい光景です。この里山には、5月末から6月にかけて町の花「ヒメサユリ」が咲き誇り、棚田を眺望しに訪れた人の目をひときわ楽しませてくれます。

 また、朝日町では、地元の資源を活かした安心安全な商品開発に力を入れています。特産品のりんごを使った菓子製造の「一心堂」を始め、新たな特産品として期待が高まっているダチョウ肉の加工製造「朝日町健康工房ロイフェン」、果物のジャム、コンポート製造「ママ・ビーンズ」の3団体が起業に成功し、「韋駄天丼(りんご温泉)」「おやき(JAさがえ西村山女性部朝日支部)」の2つの新商品も誕生いたしました。詳細については、町のホームページ(広報あさひまち平成20年3月号の特集)をご覧ください。

 人口が約8,500人の小さな町ではありますが、この町へ住んでいることに誇りを持てる、オンリーワンの町づくりを展開している元気な町です。ぜひ朝日町にお立ち寄りいただき、朝日町の風土を体いっぱいに感じてください。そして本ホームページをご覧の皆さんには、ぜひとも「朝日町の応援団」となっていただき、知人等へのPRなどをしていただければ嬉しく思います。併せて、町づくりに対するご意見やご指導などを頂戴できれば幸いです。

 最後に、皆さんのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

椹平の棚田の写真

(平成20年5月)

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更新日:2019年03月29日