1月11日 昔ばなしで「聞く力」を身につける 語りの会「つむぎ」があさひ保育園で昔語り

 平成23年1月11日、語りの会「つむぎ」（成原千枝代表）の会員があさひ保育園を訪れ、園児に昔ばなしを披露しました。

 これは園児の「聞く力」を育てるため保育園が同会に依頼し今回初めて行われたもの。会員3人が年少（3歳）、年中（4歳）、そして年長（5歳）の各年代に対し、「桃太郎」、「雀もさ」、「かさじぞう」の昔ばなしを語りました。

 平成10年の発足以来、小学校や公民館など町内外で精力的に活動を行っている同会ですが、保育園を訪れるのはこの日が初めて。ある一人は「本の読み聞かせと違って、昔語りは目から入る情報がありません。最初はきちんと聞いてくれるか心配でしたが、静かに、そして熱心に耳を傾ける園児の姿勢にびっくりしました。きっと、頭の中に自分なりの絵を描いているんでしょうね。機会があればまた来てみたいと思います」と話していました。

昔ばなしを披露する語りの会「つむぎ」の会員

姿勢を正して、語り手の言葉に熱心に耳を傾ける園児

年少児クラスだけは牛乳パックを利用した小さな道具（？）を使用

話の流れに沿って面がコロコロと回転

絵が展開していきました

語りの会「つむぎ」では平成19年秋、会員の昔語りをまとまた4巻セットのDVDを制作

この日披露された「雀もさ」「かさじぞう」もこのDVDに収録されているほか、町ホームページの「まちの映画館」でも見る（聞く）ことができます

同会ではDVDのほかにも、昨年3月に「朝日町の昔ばなす」を発刊

同会会員が中心となって約15年前にまとめた「朝日町の昔話集」の中から20話を集めた一冊です

町立図書館にありますのでぜひご覧ください

（写真は成原代表）