7月22日 珍百景 ジャガイモからトマト?
ジャガイモからトマト? 不定期珍百景シリーズ
「ジャガイモからトマトみたいなものが出てるから、ちょっと来てみて…」
平成24年7月22日早朝、ある町民の方から町広報担当の自宅に電話があり、さっそく車を走らせました…
訪れたのは、広報担当の自宅から近い、舟渡地区の五十嵐安男さんの畑
私の車を見るやいなや、「こっちこっち」と案内してくれました
まもなく、隣に住む川村定四郎さん(左)と、五十嵐さんの奥さん(右)も登場し、状況を説明
その後、「百聞は一見にしかずだな」と、実物を見せていただきました
こちらがジャガイモ(品種はキタアカリ)の畑で…
これが疑惑のトマト
通常のジャガイモの茎にしっかり実っていました
ナイフで切って見ると、やはりトマトそっくりでした
ちなみに、このあと実際に食べてみましたが、この色からもわかるように、味では判断できませんでした(おいしくない)
驚くのは、近くにある川村さんの畑でも同じ現象が起きたこと
苗は別々のお店から買ったそうで、「いったい何だろうねぇ。不思議だぁ」と首をかしげていました
調査の結果、意外なことが…
後日、農業に詳しい方にお伺いしたところ、今回の現象を次のように解説していただきました。
「これはジャガイモの実だな。私たちがいつも食べているジャガイモは「実」ではなく、地下茎が栄養分を蓄えて大きくなったものなんだ。トマトとジャガイモは植物学上、同じ「ナス科」に分類され、ジャガイモもこうして実をつけることがあるんだよ。
このジャガイモは『キタアカリ』と言ったね。もともと北海道で生まれた品種だから、寒さの中でも遺伝子を残すため、実をつけやすい品種なんじゃないかな。ジャガイモなどは地下茎(イモ)自体でも繁殖できるけど、種子のほうが厳しい気象条件下でも長期間保てるということだね。今年の場合、冷夏とまでは言えないものの、比較的涼しい天気が続いたから、植物の本能として実をつけたんだろうね…。珍しいけどたまに聞く話だよ」
ちなみに、インターネットで調べてみると、同じような記事がたくさんありました。
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更新日:2019年03月29日