9月25日 七ヶ浜町との「友好の町」調印式
「海の子・山の子交流」によって長年小学生同士が交流を重ねてきた宮城県七ヶ浜町と当町が平成24年9月25日、「友好の町」として盟約を結びました。盟約締結式は七ヶ浜町で実施。朝日町が「友好の町」として他の自治体と正式に提携するのは、今回が初めてとなります。
平成14年度から実施されている「海の子・山の子交流」とは、朝日町(山の子)と七ヶ浜町(海の子)それぞれの児童が風土の異なる互いの町を行き来することで、日頃できない体験を行うものです。もともとは国の「グリーンツーリズム事業」という単年度のものでしたが、次年度以降も両町独自の事業として継続。毎年夏に朝日町の子どもが七ヶ浜町に出かけ、海水浴などを楽しむ一方、冬に七ヶ浜町の子どもたちが朝日町を訪れ雪遊びやアイスクリーム作りを楽しんできました。また、近年は婦人会や教育委員が研修のため互いの町を訪れるなど、交流は小学生以外の分野にも発展していました。
そうした着実な交流の積み重ねのほか、両町の関係をさらに深める契機となったのは、昨年の東日本大震災でした。地震発生から間もない3月17日、朝日町は救援物資として水1.8トンとコメ480キロを届けました。また3月25日には町内小学生からの義援金を手にした児童の代表が七ヶ浜町を訪問。渡辺町長に直接手渡しました。さらに町は、昨年5月と6月の約30日間、町民ボランティアと町職員を毎日七ヶ浜町に派遣し、復興を支援。その参加者は延べ400人以上に上ります。
こうした結びつきの強化を経て、昨年10月、朝日町側から「友好の町」として正式な提携を提案。これに七ヶ浜町が快く応じ、今回の調印式に至りました。その内容は、産業・観光・教育・文化・スポーツ等はもちろん、災害時における応援協力等を通じて、両町のさらなる友好と繁栄を誓い合うものです。
七ヶ浜町の文化施設「七ヶ浜国際村」で行われた調印式には、朝日町から約50人、七ヶ浜町から約90人の約140人が出席。両町の町長が盟約書と災害時協定書に署名し、今後のさらなる交流を確認しました。

締結式の会場は、七ヶ浜町の文化施設「七ヶ浜国際村」のホール

朝日町から約50人、七ヶ浜町から約90人が出席しました

盟約書に署名する鈴木浩幸朝日町長と…

渡邊善夫七ヶ浜町長

署名後には互いの町旗を交換し、握手

その後町旗を広げて友好を誓うとともに…

盟約書を披露しました

こちらが交わされた盟約書です

最後は出席者全員で万歳三唱
音頭役は富樫清志朝日町副町長が務めました

続いて、ホールの外で祝賀会が行われました
七ヶ浜国際村の建物は、とてもデザイン性に富んでいます
(水色の部分には水が張っています)

両町長はじめ…

両町からの出席者が名刺交換や懇談で交流しました

この日用意された特別なラベルのワイン

アトラクションでは、朝日町の安藤秀岳(直良)氏(左)らが祝い唄などを披露しました

最後は出席者全員で記念写真を撮りました

こちらは七ヶ浜町の中津川伸二教育長
平成9年10月の就任以来15年の長きにわたり重責を務めるとともに、教育長として「海の子・山の子交流」の実施・継続を強力に推進。
今回の盟約締結の功労者で、この9月をもって退任することになっています
町広報のインタビューには「感無量という一言に尽きる。朝日町の皆さん、本当にありがとうございました」と万感の想いで語ってくれました
(詳しいインタビューの内容は広報あさひまち10月号で紹介いたします)
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更新日:2019年03月29日