6月16日 今年も登山シーズン到来!朝日連峰夏山開き
朝日連峰に本格的な登山シーズンの到来を告げる夏山開きの式典が平成25年6月16日、朝日連峰の鳥原山にある朝日獄(あさひだけ)神社で行われました。
朝日町のほか、朝日連峰に関係する鶴岡、寒河江、長井、西川、大江、白鷹の7市町の山岳会や観光団体及び行政関係者など150人が出席。各団体の代表者が玉串を捧げ、シーズン中の無事を祈願したあと、出席者全員で「朝日山岳歌」を高らかに歌い上げました。
今回は6月1日付で町情報交流推進員に着任した橋本蕗(ふき)が15日~16日の二日間、町山岳会に同行。山開きの神事と登山道の維持作業を取材しました。

15日早朝、山岳会員ら20人が朝日町役場に集合
荷物を積み込みました

荷物の積み込み中に不思議な形の調理道具を見せていただきました
私は初めて目にするものでした

荷揚げ隊は下草刈り隊より先に出発

登山道の下草を刈る、朝日山岳会の花山忠夫会長

荷揚げ隊は食料や燃料等、沢山の荷物を背負い登ります

小学生も元気に登っていました

2時半ほどで鳥原小屋付近へ
雪が残り、小雨が降り、霧がかかっていました

鳥原小屋に到着!!

到着すると早速、女性会員が食事の献立について話し合っていました。

途中採取したミズを使ったミズとろろを作っています
隠し味にお酢を入れると美味しいと教えて頂きました

メインは肉じゃが
ジャガイモやニンジン、お肉などすべて背負ってきた食料です

何もない山の上でこんな贅沢なご飯が食べれるのも女性会員さんたちの工夫と努力のおかげなのだと実感!!
刈り払いや荷揚げを担当する男性会員と男性会員に食事を提供する女性会員…
朝日山岳会の総力によって朝日連峰の登山道は維持されています

刈り払いを終えた会員も到着し、乾杯!!

夕食の〆は、ひきづりうどん(ひっぱりうどん)
最初に出てきた調理器具は鍋からうどんをすくうための道具だったんですね!
山形県内陸部のソウルフードとも言われているひきづりうどん
橋本は見るのも食べるのも生まれて初めてでした

食事が終わると、神主さんは翌日の神事の準備
朝日嶽神社の歴史、修験道や山伏のお話などを教えていただきました

夜が明けて16日
午前10時頃になると続々と山岳関係者、登山者が集まって来ました

朝日山岳会の男性達も各々衣装に着替え、りりしい姿で記念撮影

11時になると、朝日連峰夏山開きの式典が始まりました

まずは神主さんにおはらいしてもらいました

各種神事のあと、各市町村や山岳会、観光団体の代表者など総勢29人が玉串を捧げました
最後に一般参列者を代表し、町の子どもたちも玉串奉奠(ほうてん)を行いました

玉串奉奠のあと、朝日山岳歌を奉納
橋本も渡された楽譜を頼りに合唱しました

式典の後は、参加者にお神酒が振る舞われました。

神主さん、昨日からの準備諸々、お疲れ様でした!

式典には大朝日小屋管理人の阿部吉太郎さんの姿も…
橋本が桃色ウサヒの弟子として朝日町に赴任した旨を伝えるとウサヒ人形を気に入って頂き、一緒に記念撮影をしてくれました

式典が終わり、会場の片づけが済むと参加者のは思い思いに昼食を楽しんでいました。

昼食後、昨日は霧と雨雲で見えなかった朝日連峰がお目見え

高山植物も可憐な花を咲かせていました

カタクリや

水芭蕉など平地では既にシーズンを終えている
花々が咲き乱れ、鳥原山を彩っていました。



今回、橋本は朝日山岳会の荷揚げ、女性会員の食事班に同行させて頂きました
山で得られる山菜や持参した食材を生かし、20人分のごちそうを3食分テキパキと作ってしまう女性会員さん達。その姿には脱帽するばかりでした
朝日町という名称の由来にもなっているという朝日連峰
私たちが気持ちよく登山することができるのは、朝日山岳会の皆さんのおかげということがわかりました
今度友人と一緒にこの山に登る予定ですが、今回学んだことをしっかり伝えたいと思います
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更新日:2019年03月29日