6月21日 太郎トンネルを貫通する夕日の光

 6月21日は夏至。一年で最も日照時間が長い一日です。

 町内常盤地区と太郎地区を結ぶ太郎トンネル(延長210メートル)では、この夏至前後の数日間に限って珍しい現象が見られます。それは、西側(太郎側)から差し込む夕日の光が東側(常盤)まで届くというものです。町内立木在住の自然写真家、姉崎一馬さんから情報を寄せていただきました。

 夏至当日の21日、そして22日は曇り空で撮影できなかったものの、2日後の23日は午後から快晴となりました。夕方、三脚、レリーズを携えて現場に向かい、午後6時15分に撮影を開始しました。日没までの一部始終をご覧ください。

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太郎トンネルの時間による変化を撮影した様子

午後6時17分頃の太郎トンネルの写真

現場の太郎トンネルは、東西に伸びています

東側(常盤側)から西側(太郎側)を撮影しました

上は午後6時17分、 撮影開始後まもなくの一枚

写真左側が南、右側が北です

光の差し込み方で、まだ太陽が南寄りに位置しているのがわかります

午後6時24分頃の太郎トンネルの写真

午後6時24分。太陽はまだ南寄りに位置しています

午後6時35分頃の太郎トンネルの写真

午後6時35分。夕日の差し込み方がほぼまっすぐになりました トンネルの延長線上に太陽が来たことを証明しています 東側の出口(常盤側)に到達するまであと少しでしたが…

午後6時37分頃の太郎トンネルの写真

午後6時37分。ここで日没。太陽が山に隠れ…

午後6時38分頃の太郎トンネルの写真

午後6時38分。あっという間に光が弱くなっていきました。

午後6時41分頃の太郎トンネルの写真

午後6時41分。光はさらに弱くなっていきました ここで撮影を終了しました

検証結果

 最初はトンネルの奥に見えていた光が、時間を追うごとに手前に伸びてきました。もう少しでトンネルを貫通する(光が常盤側に到達する)かというときに、日没を迎えた(太陽が山に隠れてしまった)ようで、あっという間に光が弱くなっていきました。ピークは午後6時35分。姉崎さんの話の通り、夏至の日にだけ貫通するのかもしれません。

 日時計に象徴されるように、世界の古代文明では太陽や天体の動きで時間や季節を読み取っていました。夕日の光が太郎トンネルを貫通すれば、その日は夏至…。朝日町ならではの観測方法だけに、とても興味深いものです。広報あさひまち7月号ではこの現象を図解しながら紹介します。

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更新日:2019年03月29日