8月31日 今年は大スターマインも打ち上げ 大谷風神祭
大谷地区の風神祭が平成26年8月31日、開催されました。
およそ260年前の宝暦年間(1751年~1764年)。村山地方一帯では、大暴風が3、4年続けて襲来し、農作物の大被害や住居の損壊、山崩れなどの被害があったそうです。特に、立春から数えて210日目にあたる9月1日頃になると、毎年のように台風被害を受けていたことから、風水害を鎮め、豊作を祈願したことがまつりの由来とされています。今年も県の無形文化財「角田流大谷獅子踊」が披露されたほか、地区民による田楽提灯や屋台行列が夜の大谷地区を練り歩きました。

風神祭当日の昼間、大谷地区の方々は盛り砂を行います。
これは神輿の通る道筋に撒くもので、神の通り道を示していると考えられています。

大谷風神祭は夜のまつりですが、昼間(午後2時から午後4時)は子どもたちが神輿を担いで練り歩く、子ども神輿も行われます。

子どもたちはたち並ぶ屋台に、「夜、買いに来るのでおまけして下さい」と元気に声をかけていました。

そして午後6時過ぎ頃になると、お神楽(大獅子)や天狗、各地区の屋台などが一斉に白山神社に集まります。

写真は県の無形文化財「角田流大谷獅子踊」を受け継ぐ大谷四区の方々
お神楽や各地区の方々がそれぞれ参拝を行い

例年より早い午後6時45分頃、行列が出発しました。 なぜ、早めに出発したかというと…

午後7時に上がる特大スターマインを鑑賞するため。

今年は朝日町制施行60周年記念町民自主企画となっていたため、午後7時、午後8時に打ち上げられる特大花火を地区の方々も楽しみにされていたそうです。

花火鑑賞が終わると行列が始まります。
子どもたちも大勢、田楽提灯を持って参加していました。

そしていよいよ行列は最初の出し物が行われる旧田中屋前へ

各地区が工夫を凝らした出し物を発表しました
毎年各地区持ち回りの獅子舞は、今年大谷一区が担当しました

大谷二区は西遊記を披露。(練習の様子が次のリンクから見れます。)
色鮮やかな衣装が屋台の照明に映えました。

大谷四区は県の無形文化財「角田流大谷獅子踊」
今年も華麗な踊りを披露しました。

観客を子どもたちが魅了する大谷三区。
こども神楽が大人顔負けに暴れまわります。

女の子達は風神太鼓で台風などの風水害を追い払い、五穀豊穣と家内安全を祈願しました。

大谷五区は時節の話題を取り入れた恒例の時代劇を披露。
内容は今年話題になった「危険ドラッグ」販売店を懲らしめるというものでした。

大谷六区は元気なお神輿を披露しました

午後8時には二度目の特大スターマインが打ち上げられ、参加者・観客、両者を魅了した大谷風神祭

今年は日曜日・晴天だったこともあって、5,000人ほどの観客が訪れたそうです。
毎年こうして、親から子、子から孫へと引き継がれていく風神祭の歴史と誇り。
風神祭の甲斐あってか今年も210日を穏やかに迎え、朝日町の夏が終わりました。
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更新日:2019年03月29日