5月10日 参加者過去最多!高田山ブナの森探索会

高田地区

高田区が主催する「高田山ブナの森探索会」が平成27年5月10日開催され、町内外、県外から過去最多の55人がさわやかな森林浴を楽しみました。

この探索会は、住んでいる地域のすぐ近くにある里山の魅力を感じてもらおうと、高田地区の皆さんによって平成20年に初めて開催され、今回で8回目。「自然(植生)」・「景観」・「歴史」など見どころがたくさん詰まったコースを約2時間30分かけて探索しました。    

高田地区 朝日町

午前9時半、高田公民館(交流ふれあいセンター)にはたくさんの参加者が集まっていました。

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なんと、今回の参加者は過去最多55人。そのうち3割ほどが初参加です。

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主催の高田地区区長、鈴木満さんも、「今年は女性の参加も多く華やかになりそう」 と笑顔をほころばせながらあいさつしました。

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公民館から車で5分ほど移動し、登り口へ。 当日は風が少々強いものの快晴で、頂上の景色に期待が高まります。

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午前10時頃出発、登り始めてすぐ、左手に村堤が現れました。 高田地区の生活用水・農業用水はここから引いているそうです。

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少し登っていくと、急坂のスギ林が現れました。 多くの参加者が苦戦する中、地元の小学生は先頭をスイスイ登って行きます。  

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今回、子どもたちの参加も多く、最年少は1歳児。 みなさんそれぞれのペースで頑張って登っていきます。  

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梨の古木がシンボルツリーとしてそびえ立つ「梨の木平」で小休止。この近辺は、山岳信仰の山伏が修行した痕跡があり、 護摩壇(火をたいて修行を行った場所)の跡もあるそうです。  

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そして、梨の木平を越えるとすぐに、カタクリが一面に広がります。 みんな踏まないように、カタクリを堪能しながら進んでいくと・・・

高田地区

景色がブナの森に一変、参加者は記念撮影で盛り上がります

高田地区

ブナ林を少し進み、昔の「炭焼き場」跡で最年長88歳の参加者、佐竹昭一さん(高田)に、 太平洋戦争の頃この一帯のブナの切り出しが行われた歴史を伺いました。

軍部からの要請があり、この山中で軍需用にブナ林の切り出しが行われたが、 太平洋戦争末期だったため、切り出しが終わった時には終戦だったそうです。 軍需用の幹以外の枝葉は炭に加工したそうで、この近辺には未だに炭が落ちていました。

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  炭焼き場跡の先にある東展望台から見た宮宿地区の眺望。役場・最上川などがクッキリ見渡せ、参加者から歓声が上がりました。  

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反対側の西展望台からは、自然観のほかに、朝日連峰が一望できました。 残念ながら、大朝日岳は雲がかかり一瞬しか見えませんでしたが参加者は大興奮。  

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子どもたちは山に向かって「ヤッホー」と呼びかけていました

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少し降りていくと、地獄沼と呼ばれる場所が現れます。 現在水は枯れてしまっていますがかつては沼だったそうです

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ブナ林の中で昼食を頂き  

高田地区

新緑の中を下って行きます

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かつてこの探索会で、帰路の最大の見所だった株立ちのナラ。平成22年頃は12本あったものの何本か倒れてしまい、少し寂しくなっていました

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ちなみにこちらが平成22年開催時の写真。 この木を過ぎると、高田地区の集落が見えてきます

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午後1時頃、出口に到着しました

高田地区

天気にも恵まれ、過去最多の参加者が楽しんだ今回の「高田山ブナの森探索会」。地区の歴史に触れ、自然に触れ、大人から子どもまでそれぞれのペースで登ることができました。 山道整備、看板設置、案内等高田地区の方々の尽力に感謝し、高田山を後にしました

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更新日:2019年03月29日