12月20日 名勝「大沼の浮島」を題材にした絵画が寄贈されました
(写真左から:松田教育文化課長、鈴木町長、田中望さん、小林教育長、青木情報交流推進員、長岡昂司さん)
12月20日、「大沼の浮島」を題材にした絵画が町に寄贈され、作者の田中望さん(宮城県仙台市出身/東北芸術工科大学芸術工学博士課程3年)と、絵の制作や取材の協力、寄贈の橋渡しをした長岡昂司さん(太郎二)、町情報交流推進員の青木亮太さんが町長室を訪問しました。
寄贈された絵画は平成25年に田中さんが卒業制作として描いたもので、タイトルは「東雲(しののめ)」。幅160センチ、高さ155センチの大作で、浮島を中心に夫婦杉やかささぎ橋、奥には朝日連峰が全体を見下ろすように広がっています。また、浮島のまわりでは、たくさんのウサギが「護摩壇」を囲んだり、「島切り」の神事や「例大祭の行列」などを行っている様子が描かれ、この1枚にいくつもの物語が詰まっています。
「地域の風土や民俗学を研究し、その成果を絵画で表現する」という田中さん。浮島の「島まつり」に、長岡さんの協力で実際に参加。その体験や学習をもとに、当時約1カ月ほどかけて描きあげたそうです。「仏画の曼荼羅(まんだら)のように、特に印象に残ったものを大きく描いています。町の皆さんがこの絵を見て改めて大沼を想い、話が弾んでくれたら嬉しいです」と作品のこだわりを語ってくれました。
寄贈された田中さんの絵画は、町民の皆さんにも広くご覧いただけるよう、今後、創遊館ギャラリー等で公開される予定です。
寄贈された絵画を囲み・・・
大沼の浮島に思いを馳せ、会話も弾みます
役小角(えんのおずぬ)の伝説が残る大沼。
<詳しくはこちら>
「大沼の浮島」(朝日町エコミュージアムホームページ/外部リンク)
絵画では、修験者が大沼に参拝するために登ってきていたり・・・
護摩壇(ごまだん)を囲んで祈祷をしたり・・・
その煙は画面をぐるっと回って龍に!
大沼の浮島の神事も細かく描写されています。これは「島まつり」の「島切り」神事。木札に島の名を揮ごうして、島に立てています 。画面の右側には、雅楽隊の姿も見えます
<関連リンク>
浮島の上空には、なんと人工衛星が!
田中さん曰く「浮島と宇宙とが対応しているイメージ」だそうです
様々な見どころやこだわりにあふれた絵画。田中さんのおっしゃるとおり、自然と大沼の浮島が思い出され、話は尽きませんでした
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更新日:2019年03月29日