3月19日 今年は朝日町のひなかざり展と同時開催「昔話きいてみんべのつどい」
「語りの会つむぎ(成原千枝代表)」による「昔話きいてみんべのつどい」が3月11日に宿のやかた(前田沢)で行われ、約70人が民話劇と昔話を楽しみました。
22回目を数える今年は、歴史ある古民家を会場に、「朝日町のひなかざり展」と同時開催。民話劇「毒まんじゅう」のほか、「雷の恩返す」「きづね昔」「内裏びな」など、5話の昔話が披露されました。
嫁と姑の争いと仲直りを面白おかしく演じる「毒まんじゅう」では、観客に話しかけたり実際に食事をしたりと、会場を巻き込んだ演出で大盛り上がり。最後にひなかざり展とのコラボレーションを記念して、来場者と共に「たのしいひなまつり」の歌を合唱しました。
参加者は演目終了後も、同会提供の抹茶とお菓子をゆっくり楽しみながら、あでやかな古今雛や享保雛に見入っていました。
午後1時30分の開会を待つ参加者。会場は満員御礼の大盛況
はじめの演目は民話劇の「毒まんじゅう」。ユニークな演技に会場から笑いが沸き起こります

仲の悪い嫁と姑のかけあいが面白いこのお話
ある日姑に嫌気がさした嫁が、相談した和尚さんから「毒まんじゅう」を貰います
「すぐには効かない毒だから、死ぬまで姑に優しくしてやりなさい」という和尚さんの言葉通り、嫁は献身的に尽くすようになります
すると姑の態度も優しくなり、お互いが反省して仲直りするというストーリー
ちなみに語りの会つむぎの民話劇では、毎回本物の食事が用意されています
演者の皆さんは全力でこれを食べるのがお約束です
「ほれ、この漬物。うんまいごど~~」と観客にアピールする演出も
物語の終盤。姑とすっかり仲直りした嫁が、和尚さんに泣きつくシーン
「毒まんじゅうなんて嘘だから安心しなさい」とたしなめられ、一件落着です
見ごたえたっぷりの劇に、お客さんも大満足
成原代表のあいさつに、大きな拍手がおくられていました
続いては昔話語りです
「ふぐ」が地獄行きを回避するお話「地獄極楽」を語る、吉村智子さん
一番年若いメンバーである阿部由良さんは、「雷の恩返す」を披露
阿部さんは小学6年生の時に授業の一環で同会の指導を受け、同じお話を発表したそうです
10年を経ての再披露。その堂々とした語り口に、参加者も聞き入っていました
ねこはどうして十二支になれなかったのか。
有名な「十二支のはなし」を語る佐竹敏子さん
おにぎりをあげたきつねがお爺さんに恩返しをする「きづね昔」を語る井上幸弘さん
ひなかざり展になぞらえて「内裏びな」のお話を披露する渡辺滝子さん
優しい語り口に引き込まれます
最後に全員で「たのしいひなまつり」の歌を合唱しました
伴奏してくれたのは町のフォークコーラスグループ「あめっかぜ」リーダーの松田昌弘さん
会場全体に歌声が響きわたりました
会の終了後も、「宿のやかた」はひなかざり展を楽しむ人でにぎわっていました
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更新日:2019年03月29日