2月10日 エコミュージアム案内人の会主催 町の地酒 豊龍蔵を訪ねるツアー2019

町エコミュージアム案内人の会が主催する「朝日町ふるさとミニ紀行 朝日町の地酒 豊龍蔵を訪ねる!」が2月10日に行われ、町内外から24人が参加しました。
町唯一の酒蔵で約280年の歴史を誇り、地酒「豊龍」を始めとする日本酒を醸造する「月山酒造 豊龍蔵(※)」(鈴木和香子社長/大町)。今の酒造は機械制御による管理が一般的ですが、こちらでは昔ながらの手仕事にこだわり、杜氏たちがお酒の発酵音を聞きながら丁寧な酒造りを行っています。
当日は酒造の工程を収録した映像で予習をした後、実際に酒蔵を訪問。使う道具や材料、酒造りへのこだわりなどを杜氏の布宮雅昭さんにお話しいただきながら、興味深く歩きました。
ツアーの最後には、搾りたての生酒や甘酒の試飲、利き酒ゲームなどを実施。参加者は数種類の飲み比べを楽しみ、ほろ酔い気分で蔵を後にしました。
(※)旧「鈴木酒造」が2018年9月に「月山酒造」と合併する形で、名前が変わりました。

午後1時25分、集合場所の創遊館に人が集まっていました。
このツアーは毎年この時期に開催されており、いつも満員御礼の人気。
今年も半数ほどがリピーターだそうです。

当ツアーの案内人を務める長岡秀典さん(栄町)と・・・

月山酒造および豊龍蔵の代表を務める鈴木和香子社長がごあいさつ。
鈴木社長は、屋号の入った羽織を着て迎えてくれました。

酒蔵を訪ねる前に、鈴木社長の説明を聞きながら、酒づくりの工程を映像で視聴しました。

映像で予習した後は、いよいよ酒蔵へ出発!
豊龍蔵の建物が見えてきました(右奥建物)。屋根からは米を蒸す蒸気が上がっています

酒蔵の軒先には、新酒が出来たことを知らせる「杉玉」が出ていました。
まだ新酒ができたばかりということで、青々としたきれいな緑です。

中に入ってみると、そこには様々な機械や材料が・・・


杜氏(とうじ)の布宮雅昭さんの案内で、蔵を歩かせていただきました。

まずは、米麹をつくり発酵を促す「麹室」


温度を一定に保ち、麹菌を育てます

当日作業が見れない部分は、写真パネルが貼ってあり・・・

布宮さんが説明してくれました

こちらは米を蒸す大釜の前。
豊龍蔵では、主に県内産の「出羽燦燦(でわさんさん)」を使用し、
現在12種類のお酒を醸造しているそうです

湯気につられて天井を見上げれば、立派な大梁が

続いて、水と米麹を混ぜて発酵を進めるタンク室です


発酵具合が均一になるように、杜氏さんが長い櫂でかき混ぜています



できたお酒は、これらの機械にかけられて、搾りだされます



今まさに搾りたての日本酒。透き通っていてとてもきれいです。
辺りにはお米の甘い匂いが漂っていました


お待ちかね、できたての生酒を試飲する参加者の皆さん


また、3種類の日本酒の中から、「?」ラベルの日本酒と同じものを当てる利き酒クイズも。
最後の結果発表では、2名の方が見事的中させていました


職人の手作業で丁寧に、おいしい町の地酒がつくられています。
作り手の皆さんの人柄のあたたかさに触れ、大満足のツアーでした
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更新日:2019年03月29日