平成26年10月5日 「弟子、山に登る 5(後編)」

朝日連峰、主峰、大朝日岳、朝日町、ウサヒ

の続きです。

町民登山、朝日町、朝日連峰、大朝日岳、登山、百名山、ウサヒ、弟子、朝日町

▲分岐…ここで鳥原小屋に行くか大朝日岳に行くか決まります。

山岳会長 「よし、必要なものだけ持って、あとはここに荷物を置いていこう。」
弟子 「やっと持ってきた野菜下ろせる…って、置いていくんですか?」
会長 「まぁ、大丈夫だろう。いつもは鳥原小屋経由で行くから置いていかないんだけどな…」
弟子 「…!!ってことは…(大朝日岳に行ける!?)」

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▲弟子は荷物を全部持っていきましたが、事務局の岡崎くんはこの軽装! 弟子以外の方々は軽装で大朝日岳を目指します。

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▲小朝日岳の尾根を超えて、美しい紅葉が見えてきました。

弟子 「晴れてきた! 紅葉がとても綺麗!」
山岳会の方 「今年は紅葉が早いからこの紅葉が見れるのも今日までかもね。」
弟子 「今日までですか!美しいけど、切ないですね…」

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▲そして、いよいよ目指す大朝日岳が見えてきました。

弟子 「…(大朝日小屋と山頂って結構遠くないか…)まだまだ遠いですね。」
山岳会の方 「ここは夏、町の花ヒメサユリが咲き誇る場所だよ。」
弟子 「あ!色んな観光パンフで見たことあるあの場所ですか!」

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▲こんな写真を良く目にした気がします…

 

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▲目指す大朝日はまだまだ遠い…雪が残る場所を登りつつ、ラストスパート。

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▲登り始めて5時間…最後の水場、銀玉水(ギンギョクスイ)で休憩

弟子 「後日談ですが、ウイスキーを銀玉水で割るとめちゃめちゃ美味しかったです。」
山岳会長 「もう、まもなくだ…行くぞ!」

この後、キツイ山道を乗り越え… (きつすぎて写真がないのでイメージでお楽しみ下さい…)

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▲小さな祠にお参りしました。(朝日嶽神社奥宮と記載)

弟子 「神社…(こんな所に?)」
山岳会員 「ここから先は、神様たちの領域なのよ。朝日連峰は霊山だから。」
弟子 「今から行く大朝日小屋は神様の領域。そこに寝泊りできるってことなんですね。」

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▲そして…登り始めて5時間半、ようやく大朝日岳山頂避難小屋に到着!

弟子 「やっときたー(ちょっと休みたい)」
山岳会長 「ホレッ、若いものはすぐ山頂行ってこい!」
弟子 「目的は大朝日小屋(というか阿部さん)だから、山頂はもうい…いっ、行ってきます。」

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▲大朝日小屋から更に15分急な山道を登り…

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▲念願の山頂へ!

参加者 「町民登山4回目ぐらいだけど、初めて登った時は日本海や鳥海山が凄く綺麗に見えて、それに感動してから良く登ってるんだ。」
弟子 「今日はあいにく霧で全然見えませんが、これはまた来いよってことなんでしょうね。」
参加者 「だろうね。また登ろう!」

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▲朝日町も頂上からは全く見えませんでしたが、参加者は朝日町の方角へ愛やら様々な想いを叫んでいました。

弟子 「ちなみに登山の最中には朝日町の八天橋や自然観、さらに東根や霞城セントラル等が見渡せましたよー」

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▲山頂には10分ほどいて下山、阿部吉太郎さん(朝日町大暮山出身らしい)に 朽木さんから頼まれていた荷物を渡します。

阿部さん 「おーおーわざわざありがとう」
弟子 「あの…この人形(ウサヒ棒)をもって貰えますか?」
阿部さん 「あーあんたあん時(昨年の町民登山)の! そうか、そうか。」
弟子 「阿部さん、覚えてくれていたんですね…嬉しい!」

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▲時間の関係もあり、10分程度しか阿部さんとお話できなかったものの 今回のミッションを果たし、大満足で下山します。

朝日連峰、登山

▲小朝日岳山頂から大朝日岳を眺め…

弟子 「いやー今日、頑張りましたね!」
山岳会員 「…残念ながらこの後が一番大変よ…」
弟子 「いっ、いちばん??」
山岳会員 「あ、ううん、ジェットコースターみたいで楽しいわよ。」
弟子 「…(う、嘘だ…、こういうこという時が一番あやしい…)」

朝日連峰、登山、弟子

▲小朝日岳~鳥原山間、滑って落ちたら終わり…というような所ばかり…

山岳会長 「最後まで絶対、気を抜かないこと!」
弟子 「ひぃぃ~」

朝日連峰、登山、弟子

▲弟子の悲鳴と叫び声が山にこだましつつ、一行はなんとか無事鳥原山までたどり着きました。

朝日連峰、登山、弟子

▲鳥原小屋で女性山岳会員さんが作ってくれた芋煮を頂く一行

会長 「次は彼氏・彼女連れてきて、若い奴らでワイワイやるといい、40年ぐらい前、 私たちもそうやって鳥原小屋で飲んだものだ。」
女性会員 「そうよ、昔は女性だけで鳥原小屋で芋煮会良くしたわー」
弟子 「確かに、大朝日に行くと鳥原小屋に来るのが楽チンに感じてしまいますね。」

朝日連峰、登山、空き缶

▲こうして山小屋での一夜は盛り上がりました。(その証拠に沢山のビールの空き缶が…)

朝日連峰、登山

▲そして事務局の岡崎くんがゴミ含め、色々荷物を持ってくれ、下山します。

朝日連峰、登山

▲帰りはブナの森をひたすら下るコースでした。

弟子 「ブナの根っこがかなり曲がってますね。」
山岳会員 「ブナの伸びた所に雪が降って、曲がって伸びるのよ。 普通の木なら折れてしまったりするけど、ブナは強いのよ。ほらっ、あの木見て!」

朝日連峰、登山、ウサヒ、弟子

山岳会員 「下の方、白いでしょ。あのあたりまで雪が降るのよ。」
弟子 「夏スキーができる月山ほどではないにしても、朝日はけっこう降るんですね。」

そんな山の話を聞きつつ降りること3時間弱…

朝日連峰、登山、ウサヒ、弟子

弟子 「赤い屋根が見えた!地上に戻ってきた!」
参加者 「長かったー、でも楽しかったー」

朝日連峰、登山、ウサヒ、弟子

▲こうして二日間、計12時間に及んだ町民登山は、けが人もなく無事終了したのでした。 (写真は山岳会若手ホープの二人です)

弟子 「町民登山のおかげでずっと念願だった大朝日岳に登れました。 朝日町に来て一番嬉しい出来事になりそうです。」
山岳会員 「一人で行くっていうのはやっぱり不安だし、みんなで行けるのがいいのよね。」
弟子 「登りとても辛くて、ヒーヒー言ったけど、帰ってきたらまた登りたくなってる。 山って不思議ですね。8号目まで車で行ける山もあれば、朝日みたいに 登山口からしか登れない山もある…朝日は登るのが大変だからこそ 感動もひとしおなんですね…」

朝日連峰、登山、ウサヒ、弟子、リュック
朝日連峰、登山、ウサヒ、弟子、登山靴

▲今回、弟子は登りはじめて早々に登山靴が壊れ、最終的にリュックもダメになり 過酷な登山になりましたが、かえってそれが自信になったように思います。

日本百名山のひとつ、朝日連峰の主峰:大朝日岳

その山の麓にある町にすんでいることをとても誇らしく思いながら弟子は家路につきました。

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更新日:2019年06月17日