平成26年10月28日 「弟子、凱旋(?)帰郷、埼玉へ行く」(後編)

弟子ウサヒ、弟子、秩父市、銘仙館

の続きです。

弟子ウサヒ、弟子、おいしい山形プラザ、銀座

▲銀座の山形プラザで朝日町のアレコレを販売した弟子は… その後、まっすぐ朝日町には帰らず、寄り道をしていました。

弟子ウサヒ

▲何やら紫色のなにかをモグモグしている弟子ウサヒ]

弟子ウサヒ 「モグモグ…うーん。あんまりこの鳥美味しくないなー」
佐俣さん 「キャ!なにこのウサギ!…あ、ウサヒの弟子さん?」
弟子ウサヒ 「お久しぶりです! 佐俣(さまた)さん。」

弟子ウサヒ、佐俣菜津子さん

▲実家のある埼玉県で活躍する地域おこし協力隊の同期、 佐俣菜津子さんに活動状況などを聞きに行っていたのでした。
※ちなみに弟子ウサヒがモグモグしていたのは埼玉県のキャラクターコバトンです。

佐俣さん、弟子ウサヒ

▲まずは佐俣さんが所属する、埼玉県秩父市の市役所を訪問します。

市役所の方 「佐俣さん、ウサギに知り合いがいたのかね。」
佐俣さん 「そのウサギ、桃色ウサヒっていう山形県朝日町の地域おこし協力隊が(中に)入っているキャラクターです。」
市役所の方 「…(はぁ…)まっ、まぁいろんな協力隊がいるってことか。」
弟子ウサヒ 「今日は埼玉県でのアウェー戦ですから、コバトン先生を立てまくりつつ佐俣さんに秩父市を紹介してもらおうと思います。」
市役所の方 「そ、そうか。コバトンは秩父にもよく来るキャラクターだからひとつ宜しく」

※()内はココロの声です。

弟子ウサヒ

▲という訳で堅苦しい(?)挨拶も終わった所で、佐俣さんの勤務先、ちちぶ銘仙館

ちちぶ銘仙館 ウサヒ 弟子

▲ちちぶ銘仙館では、着物の試着や…

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ちちぶ銘仙館、ウサヒ、弟子、機織り

▲機織り体験等ができます。

弟子ウサヒ 「機織り楽しい! ところで、秩父銘仙って何?」
佐俣さん 「秩父は古代から養蚕と機織りをメインの産業として行っていて、 その秩父で作られた織物を秩父銘仙っていうんだよ。」
弟子ウサヒ 「朝日町もかつては養蚕が盛んだったらしいけど、秩父では主要産業なんですね。」
佐俣さん 「ここはお米が取れないから、江戸時代は絹織物で年貢を収めていたらしいよ。」

弟子ウサヒ

▲秩父市では現在も養蚕が行われているそうです。

弟子ウサヒ 「これが蚕の繭?、これが糸になるの?」
俣さん 「繭から取った糸同士に撚(よ)りをかけて、強い糸にして縦糸を作るの。

撚糸機、秩父

▲現在も現役のイタリー式、撚糸機を見学。

弟子ウサヒ 「糸って繭から取ってすぐ使えるんだと思ってた…」
佐俣さん 「繭から取った糸はそのままだと弱くて使えないの。だから何本かを束にして ねじり合わせて強くしてから使うんだよ。」

糸

▲見えにくいですが、左と右から糸が出ていて撚り合わせて強い糸(写真上)になります。

弟子ウサヒ 「この糸から着物やストール等の製品になるまで、すべて秩父でできるの?」
佐俣さん 「そう。私はこのちちぶ銘仙館 で糸のことや織物の事を勉強しているの。」
弟子ウサヒ 「そういう協力隊もあるんだね。面白いなぁ。」
佐俣さん 「主な業務は秩父銘仙の普及業務だから、機織りや着付けを教わっているよ。」

佐俣さん、織物

▲これが現在、佐俣さんが作っている織物。

弟子ウサヒ 「他にも織り機が並んでいるけど、これは誰が作っているの?」
佐俣さん 「ちちぶ銘仙館では研修生を13名とっていて、その人達が3年かけて 織物を作っているの。今年、3年目だから完成に近いもの多いよ。」

佐俣さん、機織り

▲ちなみに佐俣さんは地域おこし協力隊になるまで全く機織りなどしたことがなかったそうですが、今では見事に織りこなしていました。

佐俣さん 「秩父銘仙は後継者不足で大変な面も多いけど、ずっと残していきたいからPR頑張る。」
弟子ウサヒ 「布や服を作れるってすごいことですよね。本格的な織りをやってみたいなぁ。」

埼玉県のマスコットキャラ、コバトン、コースター

▲ちなみに弟子が織ってみたコースターはこんな感じに仕上がりました。
※後ろのキャラクターは埼玉県のマスコットキャラ、コバトンです。

弟子ウサヒ、あの日見た花の名前を僕達はまだしらない

▲ちなみに、ちちぶ銘仙館 には人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだしらない。」関連展示も行われていました。

弟子ウサヒ 「高齢化や後継者不足問題は朝日町に限らず、日本全国の問題なんだな… 実家がある埼玉県でこういう活動をしているってことも知らなかった。」
佐俣さん 「自分のポジションでできる地域おこしを頑張っていくしかないよね。 それが、私の場合は秩父銘仙!!」
弟子ウサヒ 「そっか…私の場合はキャラクターを活用した情報発信かな。」

弟子ウサヒ

▲他の地域やその地域の協力隊から学ぶことは沢山あるなーと感じつつ、 弟子は秩父を後にしました。

番外編 ~弟子川西町を手伝う~

秩父から、朝日町に10月29日に戻ってきた弟子でしたが、10月31日に同じ山形県の川西町の協力隊より連絡があり、お手伝いのため神奈川県川崎市を訪れました。

トラック、機材積み込み

▲川西町玉庭地区の方々は4tトラックに機材を詰め込み10月31日川崎市へ向かいました。

玉庭地区は25年以上前から、川崎市のNPO法人芸術村あすなろと交流があり、 夏合宿であすなろの子どもたちを農家民泊で受け入れたりしています。 その縁で、毎年(なんと17年連続)かわさき市民まつりに出店しているが… . 今年、スタッフに諸事情あって「人が足りない!近隣の協力隊の手を借りたい」ということで、急遽、かわさき市民まつりに出張することになったのでした。

川西町、山形牛串、芋煮、玉こんにゃく、長蛇の列

▲初日の11月1日こそ雨だったものの、2日・3日は快晴でお客様で賑わい、 山形牛串・芋煮・玉こんにゃくには長蛇の列も…

弟子 「い、芋煮が売り始めて5分で売り切れそうになってる…」
代表の須貝さん 「何年もやってるから、これが目当てでくる人も多いんだよ。
弟子 「ちなみにこの場で朝日町のPRはしちゃダメですよね…」
須貝さん 「それはちょっと困るな。あ、でも着ぐるみ着て宣伝は大丈夫だよ。」
弟子 「!!」

弟子ウサヒ

▲という訳で川西町ブースで朝日町を無言で宣伝してきました。

お客さん 「かわいい~ウサギさん写真撮って~」
須貝さん 「おお!(可愛いか?) それにしてもすごい人気だな。」
お客さん 「川西町ってウサギが有名なの?」
弟子ウサヒ 「えっと、川西町のお手伝いに来ている同じ県の朝日町の…ええいめんどくさい!」

弟子ウサヒ

▲説明が面倒だったので川西町のキャラになることにしました。

…うそです。なりきることにしました。 ウサヒだけではなく、農産品や玉こんにゃくの販売など力の限り働きました。

川西町玉庭地区、あすなろの子どもたち

▲さらに最終日は川西町玉庭地区と縁深い、あすなろの子どもたちも駆けつけ大いに 盛り上がり、一定の売り上げを上げたようです。

弟子 「今回、朝日町とは関係のないお仕事だったけれど、川西町の方々の継続力や 本気の物販勉強になりました。」
須貝さん 「1年間、この日を楽しみにしている人も多い。地区は楽しくやってかなきゃな。」

ホームは朝日町、でも他の地区で学ぶ事も沢山ある、それをどんどん吸収して、また朝日町で頑張るぞっと、弟子は気合を入れなおしたのでした。

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更新日:2019年06月17日