歴史と文化

本町に人が住み始めたのは非常に古く、歴史的にわが国で最初に旧石器が発見された大隅遺跡や、その後にも石器が発見された小松野遺跡などから、洪積世末期の2万年前にはすでに旧石器人が住んでいたと推定されています。
奈良時代に入ると、朝日岳などの山岳信仰の隆盛とともに多くの集落が発達しました。中でも、大沼の「浮嶋稲荷神社」は、寒河江大江氏や山形最上氏の尊崇厚く祈願所として加護され、その後も歴代徳川幕府の祈願所として崇拝されました。明治22年の町村制施行により、東五百川村・西五百川村・大谷村が誕生し、昭和3年には東五百川村が宮宿町。昭和29年には、西五百川村・宮宿町・大谷村の1町2カ村が合併し、今日の朝日町となっています。
文化財では、常盤地区に国指定重要文化財「佐竹家住宅」があります。保存のよい江戸時代中期の上層農家の例として貴重な民家です。宮宿の「豊龍神社」境内にある樹齢約千年の「大スギ」が県指定天然記念物、平安後期に造顕されたものと考えられる新宿の「薬師如来立像」と明治15年に建てられた八ツ沼の木造3階建校舎「旧西五百川小学校三中分校」が県指定有形文化財、八ツ沼と大谷に伝わる「角田流獅子踊り」が県指定無形民俗文化財となっています。また、湖上に島が浮遊する神秘の沼として古来より注目される「大沼の浮島」は、大正14年10月に国の名勝に指定され観光スポットとなっています。

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更新日:2019年03月29日