2005年5月_想いの架け橋に

想いの架け橋に（町長歳時記掲載にあたって）

その時々の思いを記し、町の皆さんとの想いの架け橋になればと願いを込め、今回からこの「町長歳時記」を掲載させていただきました。

さて、五月になり、まちの様子も一気に活動的な空気に満ちてきました。春祭りに躍動する人々の姿。桃源郷を思わせる山々の彩り。夜空を包む蛙の鳴き声。ゴーッと地を這うような、勇壮たる最上川の響き。生命の息づく春。
雪解けの水が沢を下り、朝日川に流れ、まるで生き物のように雄々しく、生命を与え賜うこの大自然の営みを見るにつけ、かの鴨長明（方丈記）の言う「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」の言葉が思い出されます。

人々の生活が時代を超えて息づいていく町。この想いを、いかに自分たちの子・孫に伝えていくかを、改めて考えさせられている今日この頃です。

広報あさひまち 2005年5月号より

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