2014年4月_「思いは伝わる。そして現実化する」

4月5日、県内トップを切って町内の小中学校の入学式が行われました。私は西五百川小学校の入学式に出席しましたが、新入生の初々しく明るく元気な様子にむしろ私の方が元気をもらったように感じました。また上級生の一生懸命な歓迎のあいさつや歌、そして群読。とても感動しました。子どもたち一人ひとりに心から拍手を送りたいと思います。そしてこの子どもたち一人ひとりの成長を心から願ってやみません。

さて、所はアメリカ。当地における興味深い研究の内容をお知らせしたいと思います。ある学校で十代の学生を平均点数が七十点になるように二つのクラスを作り、一方のクラスを受け持った先生に「このクラスはとてもできるクラスで平均点数が九十点を取るクラスです」と教えたそうです。またもう一方のクラスを受け持った先生には「このクラスはあまりできず平均点数が六十点のクラスです」と教えたそうです。その後一か月間教育をし、新たにテストをしたところ、できるクラスだと言われたクラスの平均点数が九十点を超え、できないと言われたクラスの平均点数が六十点になったというのです。

これは指導者と生徒の関係についての研究結果でありますが、世の中にはこのような事柄が至る所で起こっていると思います。知らず知らずの内に、指導者の思いは生徒に伝わり、「この子どもたちはできる」という確信を持った成長は、止まることなく進化を続けていくのです。

広報あさひまち 2014年4月号より