2014年9月_この町の理想の姿

私自身、もう少し謙虚でいたいと自分に言い聞かせているのですが、それにしても朝日町の快進撃は目を見張るばかりです。

先月の「渓流まつり」の大盛況に続き、8月12日発売開始の「朝日町ワインまつり」のチケットが8月中早々に完売してしまいました。例年のごとく9月に入ってから買おうと思っていた常連の方もおられたことと思いますが、ご理解とご容赦をお願いいたします。あとは当日9月23日の天気を祈るばかりです。

8月30日、山梨県の甲府市において、国産ワインコンクールの表彰式が開催されました。当町の朝日町ワインは、なんと昨年に続き2年連続金賞受賞。しかも2銘柄。そのうち「遅摘みマスカットベリーA赤辛口」は部門最高賞とコストパフォーマンス賞にも選ばれ、これまた2年連続の三冠に輝きました。

町のぶどう生産者の方々と6月に園地で話し合う機会を持たせていただきました。朝日の山々を見渡せるぶどう園地はとても素敵で、青空の中爽やかな風が緑色したぶどう棚の間を駆け抜けて行きます。それがまた、人と自然と産業がとてもいい具合にマッチして、どこからともなく笑顔がこぼれ、笑い声がこだまする。いずれも若い息子さんたちと一緒に支え合う姿は、この町の理想の姿として私の目に映っていました。

「お客様にもっと喜んでいただきたい」――。朝日町ワインの醸造担当社員の貪欲なまでの研究熱心さ。黙々と働く彼らの姿に、誠実なしかも品のある香りを垣間見ることができます。 少しずつ、しかも着実に成長する朝日町の薫り高きワインに、「乾杯！」

広報あさひまち 2014年9月号より