2015年4月_人生の「のぼり道」

~辛い時こそ「のぼり道」~

3月18日、宮宿小学校の卒業式。3月末まで教育長を務めた安藤昭郎前教育長の祝辞を、卒業生と一緒に聞いておりました。その中で披露されたのは、松下幸之助氏の「道」という詩。目を閉じ情景を思い浮かべながら耳を傾けていると、ふと何か霧が晴れていくように、心にすーっと入ってくるものがありました。

 

「道」 松下幸之助

 

自分には

自分に与えられた道がある

広い時もある

せまい時もある

のぼりもあればくだりもある

思案にあまる時もあろう

しかし心を定め

希望をもって歩むならば

必ず道はひらけてくる

深い喜びもそこから生まれてくる

 

果たして人生の道程の中で、辛く苦しく困難な時期というのは、どんな道であるのだろう。歯を食いしばって一歩一歩重い足取りを、懸命に引きずりながら前に進める姿。それは決して平坦な道でも下りの道でもない。渾身の力を振り絞り一歩一歩踏みしめて、高く険しい頂を目指す究極ののぼり坂。これが人を成長させる、人生の「のぼり道」かと気づかされた瞬間でした。

私たちは、辛い時、苦しい時などどうしようもなく逃げ出してしまいたくなる時があるものです。しかしこの詩が教えてくれたように、そんな時こそ私たちは、人生ののぼり坂に差し掛かっているんだと、逆にチャンスと捉え、希望を持って前向きに進むべきであると、気づかせていただいた思いです。

広報あさひまち 2015年4月号より

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更新日:2019年03月29日