2017年5月_人生のステップ

純粋、誠実、ひたむきに 一歩一歩努力しよう

ある新聞のコラムを読んでいたら、こんな文章が目に入ってきました。

「何もかもが最初から目標として見えていたわけではなく、一つ一つ誠実に向き合うことで、人生の次のステップが見えてくる。」千葉工業大学理事である細川珠生氏の言葉です。さらにここで、レアアース研究の第一人者であり、南鳥島付近の海底で中国の50倍の濃度のレアアースが堆積していることを発見した東京大学加藤泰浩教授の話を紹介していました。加藤教授は最初からレアアースの研究をしたいと思っていたのではなく、最初の動機は純粋に「46億年の地球の勉強をしたい」というものだったそうです。地球環境と生命の進化の手がかりが、海の泥にたまっていくことから、膨大な調査研究を進める中で、このレアアースの発見につながったのだそうです。

このように、多くの研究は純粋・素朴な疑問や興味関心から始まっていますが、幾度となく訪れる困難や挫折にも誠実に向き合い、一つ一つの研究を粘り強く続け克服することによって、次のテーマが現れ、「世界の最先端をいく研究」そして「世界的なテーマ」に行き着くのではないかと紹介しておりました。

また、数多くの有能な研究者はみな、「研究は世の中に役立つためにする」と口をそろえて言っています。あきらめず事をやり遂げ克服し、さらに成長を続けようとする原動力。それは「世のため、人のために尽したい」という思いが人生の目標の根底にあるということです。

目の前の仕事、目の前の課題、目の前の問題に、一つ一つ誠実に取り組むことによって、次のステップが見えてきます。そしてさらに次のステップへと向かう、その努力の積み重ねこそが、その人の人生そのものになってくるのではないかと思います。

広報あさひまち 2017年5月号より

この記事に関するお問い合わせ先

政策推進課 広報ブランド係

〒990-1442
山形県西村山郡朝日町大字宮宿1115
電話番号:0237-67-2112 ファックス番号:0237-67-2117
お問い合わせはこちら

このページに対するご意見をお聞かせください。
この情報をすぐに見つけることができましたか?
お求めの情報が十分掲載されていましたか?
ページの構成や内容、表現はわかりやすいものでしたか?

朝日町役場へのお問い合わせは、各ページの「この記事に関するお問い合わせ先」へお願いします。

更新日:2019年03月29日