2017年10月_これが本当の「おもてなしのこころ」

相手を思い、一生懸命 できることの最善を尽くすこと

9月23日、早朝6時過ぎに総合産業課長から、急遽ワインまつりの実行委員会を開催したい旨、電話がありました。

夜半から降り出した雨は時折激しく、そして思いのほか長時間に渡り、降り続けていました。ワインまつりの会場となる創遊館芝生広場は多量の雨水を吸い込み、ぬかるんだ芝生が重く私たちの心をふさいでいきました。

早出して来ていた担当スタッフたちは、広場のあちらこちらにスコップで穴を開け、そこに雨水を溜め込み、何とか芝生の整地をしようと対応を始めていました。100%ではありませんでしたが、昼にかけ雨の上がる確率が高いという予報を確認しながら話し合っていると、また時折小雨が降り返し、なかなか結論も出せず、時間だけが刻々と過ぎていきました。

「家にあるハウスのビニール全部持ってくるから、その上さブルーシート敷くと、何とかなるべ」と言ってくれた観光協会長や、「使用済みだけど家のビニールも持ってきます」と言ってくれたスタッフの方々。貴重なチケットを購入していただいたお客様のためにも「何とかやりたい」という、実行委員の皆さんの熱い思いの中開催を決定し、午前7時半、曇天の空へ開催を知らせる花火が打ち上げられました。

来場された多くのお客様から、「よかった」「最高だった」「来年もまた絶対来ますよ」というお言葉をいただき、また、ぬかるんだ会場にもかかわらず、「こんなに丁寧に対応していただいてありがとうございました」と感謝の言葉までいただき、「あぁ、これが本当のおもてなしの心なんだなあ」と、改めて気づかされたところでありました。

広報あさひまち 2017年10月号より

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更新日:2019年03月29日