2007年3月_旅立ちの日に

「僕の前に 道はない 僕の後ろに 道は出来る」


高村光太郎の詩「道程」の冒頭の一説です。
私たちの知らない未知なもの、これから来るであろう将来に、私たちは漠とした不安と、なぜか分からない期待と両方の感情を抱くものです。
答えのない解答を見出す旅。あるいはこれが人生なのかも知れません。
不確実性の時代といわれて久しい現代。こういう時代に何が最も大切か。それは、どんなことがあっても生きていける力、これを身につけることです。

ある脳科学者が言っていました。「正解が決まっていない時、決断をする上で最も大事な働きをするのが感情である。先の見えない不確実な状況の中で、正しい適切な判断をするためには、自分の情緒・感情を豊かなものとして育んでいかなければならない。感情こそが、人生の不確実性を乗り越えるために不可欠なものである。」と。
人生がうまくいっているかどうか、自分のやっていることが正しいかどうか判断するのも、自分の感情なのです。自分の今やっていることを楽しむこと、楽しいと思える状態に保つことが大切なのです。
それでも、どうしようもなく辛く苦しいことがあった時、そんな時は、ふるさとを思い出してください。父、母、家族を思い出してください。ふるさとは君を、いつも、いつまでも、温かく見守っています。

親は子にとって最後の砦です。どんな時でも我が子を見守り続けます。そして、子は、この砦を踏み越え、雄雄しく羽ばたかなければなりません。
さあ、若人たちよ。今、未来の大空に向かって雄雄しく羽ばたけ!


広報あさひまち 2007年3月号より

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更新日:2019年03月29日