2008年10月_生きることの素晴らしさ ~パラリンピックの教え~
『「困難」という壁に対し立ち向かう勇気に感動』
たまたまテレビを見ていたら、北京パラリンピック、車イステニス男子シングルス決勝が映し出されていました。鋭い動き。切れのあるサーブ。俊敏な車イスの身のこなし。神業的正確さでコートを狙う、鋭い視線と、ボールの弾道。初めて見た車イステニスの技術力。高みを極めたと言っても過言ではない、超スーパープレイに私の目は釘付けになり、時間の過ぎるのも忘れて決勝戦を見続けました。
日本代表、国枝信吾選手。マッチポイントを制し、天を見上げ、ラケットが宙に舞った瞬間、私の胸の内にも熱いものが込み上げて来ました。
これはいったい何だろう。何に私は感動しているのだろう。
オリンピックもパラリンピックも違いはない。むしろパラリンピックに、より多くのものを学んだような気がします。
競泳男子50メートル平泳ぎ(運動機能障害)金メダル鈴木孝幸選手のコメント。「見ていてくれる方、それぞれが僕の泳ぐ姿に想いを抱いていただければいいと思います」
生きていく姿勢。目標に挑む気力。そして何倍もの努力。人知れず積み重ねて来た選手一人ひとりの努力の結晶が、素晴らしいパラリンピックの舞台を創り上げて来たのではないかと思いました。そして、家族・コーチ・周りの方々の、愛情に満ちた心からの支えに、ともに生きる素晴らしさと、生きることの本当の意味を教えられた気がします。
困難に立ち向かう時、そして、その困難の壁が高ければ高いほど、彼ら選手の勇気に、私たちも学ばなければならないと強く感じたパラリンピックでありました。
広報あさひまち 2008年10月号より
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更新日:2019年03月29日