2009年3月_物語は終わらない
「今日一日を精一杯生き抜く」その積み重ねが一人ひとりの物語
歩き始めた道の先にあるもの。それは確かにゴールであると信じていた。そのゴールが近づき、今まさにそのゴールを飛び越えようとした瞬間、それは、本当のゴールではなく、ただ必死に目指してきた通過点に過ぎなかった。ゴールは、遥かまだまだ彼方にあり、それは終わりのない物語のように思われた。
必死に目指した目標が、その時その時の人生の目標であり、その目標に一途に頑張り、努力する。そのひた向きな姿、真面目な一途な姿が、人間を一回りも二回りも大きくして、次のステージに引き上げて行く。
努力は裏切らない。必ず自分に返って来る。一つのステージが終わり、次のステージに駆け上がる時、その努力は力強い「地力」となって、次の物語を歩み始める。
また、人生は晴れの日ばかりとは限らない。苦しく辛い時代にぶち当たることもある。これが人生であり、越えなければならない壁である。そんな時にこそ人間は、雪の重さに耐える柳のようなしなやかさで、人生の苦悩に耐え抜き、さらに強靭な本当の強さを身につける。その時初めて次の舞台に立ち上がるのだ。この繰り返しが人生なのだ。
負けない。歯をくいしばって、立ち向かう、そんな根性を今こそ見せてやれ。諦めるのではない。必ず、必ず夢は実現する。それを信じる心。信じ続ける強い信念が、山をも動かす「奇跡」を生み出す。
過去を思い悩むな。未来を怖れるな。今を、今日一日を精一杯生き抜いて行こう。その積み重ねが一人ひとりの物語であり、その物語は生き生きと語り継がれ、終わることなく続いて行く。
一人ひとりが物語の主人公であり、すべての物語があって初めて、世界が語り継がれて行く。
物語は果てしなく続き、終わることを知らない。
広報あさひまち 2009年3月号より
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更新日:2019年03月29日