2009年12月_「支え合う」ということ

支え合いの中にこそ本当の心の通い合いがある

人は互いに支え・支えられて生きています。自分の力で、自らの意思で生きて行く。これは素晴らしい考え方であり、生き方であります。しかし世の中は多くの人の間にあって成り立っているのであり、その多様な集まりの中で私たちは生きているのだということを、日々の生活の中で実感することがしばしばあります。

一人で考え、実行していると思っていても、実に多くの人たちの理解と協力なしには何一つ前に進まないというようなことは、日常茶飯のことであります。

人は生きていく中で、転び、つまずき、立ち止り、深く物事を見つめ直す場面が往々にしてあります。そのような時こそ、人のぬくもり温かさ、そして優しさ思いやり、その心と言葉にどれほど勇気づけられ励まされることか。そんな温かい心に素直に感謝の気持ちを捧げたくなるものです。

今年も12月4日、朝日町身体障がい者福祉大会が秋葉山交遊館で開催されました。その席上3名の方が、それぞれ「自立更生」「援護功労」「役員感謝状」を受賞なさいました。

私も毎年招待を受け、出席させていただき、この受賞式についても同席させていただいておりましたが、今回特に「援護功労」という受賞名に印象深く引き付けられました。

「人」という字は、支え支えられて作られた文字だと言う説もあります。私たち人間は、まさにそういった人と人の間にあって、健常者も障がいをもった方もなく、互いに支え、支えられて生きているんだ。そしてその支え合いの中にこそ本当の心の通い合いがあるんだということを、改めて考えさせられたところでありました。

広報あさひまち 2009年12月号より

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更新日:2019年03月29日